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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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スコセッシ集大成

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_e0034633_09582063.jpgこの顔ぶれでこのテーマで、NETFLIXの配信だけじゃ惜しい。劇場でぜひ見てみたい。
(配信前の限定公開はあったそうですが)
…と思ったのですが、そういう作品だからこその事情があったのでした。


監督はマーティン・スコセッシ、出演はロバート・デ=ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ、ハーヴェイ・カイテルと、大物役者が勢ぞろい。
当然、ギャラもかなりのものでしょう。
巨額の製作費に配給会社が首を縦に振らず、そうなると資本力があるのは今ではNETFLIX…。
最近の劇場公開作品で興行成績が良かったものを考えても、ペイするかどうかはちょっと疑問ですし。


「アイリッシュマン」


NETFLIXのオフィシャルサイトは ここ。
今回のアカデミー賞では、作品賞・監督賞・助演男優賞(アル・パチーノ、ジョー・ペシ)・脚色賞・撮影賞・美術商・衣装デザイン賞・視覚効果賞・編集賞の9部門にノミネートされていました。




1950年代、フィラデルフィアで食肉配達のトラック運転手をしていたフランク・シーラン(ロバート・デ=ニーロ)は、ふとしたことから地元イタリア系マフィアの大物ラッセル・バファリーノと知り合う。
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食肉のマフィアへの横流しをしていたことが発覚したフランクの無罪を勝ち取った組合弁護士ビル・バファリーノ(レイ・ロマーノ)が、実はラッセルの身内。
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裁判ののち、ラッセルに気に入られたフランクは彼の使い走りをするようになり、やがて数々の殺しを肩代わりするように。

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そんなフランクの変化に気づき、父を敬遠するようになったのは娘のペギー。
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ラッセルにも近づこうとしなかったペギーがなついたのは、国政にも絶大な影響力を持つトラック組合の委員長ジミー・ホッファ(アル・パチーノ)。
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ラッセルの紹介でホッファと知り合ったフランクは、ライバル組合とのトラブルを力づくで解決し、ホッファの信頼を得る。
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しかし時がたつにつれ、ホッファはマフィアと対立するように。
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そして1975年夏、ラッセルとフランクはそれぞれ妻を連れ、ビルの娘の結婚式に出るために長距離のドライブ中。
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道中、フランクはひそかに一行から離れ、ホッファを訪ねた。。。
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1975年7月30日に実際に起きたジミー・ホッファ失踪事件を軸に、実在のマフィアの殺し屋フランク・”アイリッシュマン”・シーランの告白本に基づいて映画化されたものだそうです。


スコセッシらしい画面構成や小道具遣い、そして間の取り方やサウンドトラック。
じっくり堪能できますが、何しろ長い。
飽きさせないさすがのストーリー展開とはいえ、3時間半。
午後いっぱいかかりました。トイレ休憩は必須です。


スコセッシが監督したテレビドラマ「ボードウォーク・エンパイア」に出ていた顔ぶれが次々出てきて、画面を見ているだけで濃い。
正統派マフィア映画を堪能。
特殊効果を使用して若い頃の顔を作りこむことで、50年近いフランク・シーランの半生をロバート・デ=ニーロ一人が演じているのも見どころでした。


それから、マフィア周辺の人物が新たに登場するたび、19××年、銃弾を〇発頭部(あるいは顔とか)に受けて死亡。などというテロップが出るのも、ちょっぴりユーモラスな演出になっていて面白かったです。





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