野獣、死すべし。
昨年、目を引く装丁の文庫本が平積みになっていました。表紙いっぱいにタイトルが書いてあるのだけれど、何と読むのかわからない。 2014年に出版された単行本版は、同年の本屋大賞を受賞したそうです。 「HHhH プラハ、1942年」 ローラン・ビネ著 創元文芸文庫 初めて読む体裁の本で、ノンフィクションなのか小説なのかよくわからない。...
View Article和もうとしたんですが
「HHhH」でローラン・ビネがクセになり、図書館で「言語の七番目の機能」(高橋啓 訳 東京創元社) を借りて読んでいます。 それがなかなか進まない。 記号論の思想家ロラン・バルトの死がテーマなのですが、わりかし好きな分野で気になる実在の人物がどんどん出てくるので、いちいちそれに引っかかって調べながら読むから時間がかかっています。 図書館の返却期限までに読み終われるか、私。...
View Articleクリフハンガーでシーズン6へ
ゴールデンウィーク最初の三連休も今日まで、皆さんいかがお過ごしですか。我が家は全くいつも通りの毎日です。 ためていた録画番組を消化したりしています。 このところストレスなく、楽しく見ていた数少ないドラマの一つ 「ザ・ルーキー5」 ですが、最終話が放送されました。 WOWOWの番組サイトは ここ。...
View Article敗者復活
昨年末、フィンランドの巨匠アキ・カウリスマキ監督が引退からいつの間にか復帰した記念すべき作品「枯れ葉」 が公開されました。 オフィシャルサイトは ここ。 見に行きたかったけど、行けなかった。 まだ上映されている映画館がないわけじゃない…けど、配信かテレビ放送を待つことにしました。 カウリスマキ監督は、○○三部作...
View Article「異人たち」
見たのはちょっと前になります。見てすぐよりも、今になってじわじわ来ています。 今年になって、まだ2本目の劇場での映画鑑賞。 昔、山田太一原作、大林宣彦監督の「異人たちとの夏」(1988年)をテレビでちらっと見たのですが、その邦画よりも詩的な味わいになっていたように思います。 (邦画はガチでホラーっぽかった記憶が) わりと好きなアンドリュー・スコットとジェイミー・ベルが、いい感じの演技を見せてくれた...
View Articleシブいぜマルテーゼ
ゴールデンウィークにアクションチャンネルで一挙放送した8話構成のドラマを見終わりました。1970年代のシチリアが舞台。 好物の一つです。 手段を選ばず敵対するものを殺していく悪名高いシチリア・マフィアと、ひるまずに立ち向かっていく法執行者との闘い。 「ファルコーネ マフィア大捜査線」(2000年) (このブログでは「ファルコン」として鑑賞) の世界でもあります。 「警部ダリオ・マルテーゼ...
View Article検視医ふたり
ヨアン・グリフィズは結構好きな俳優さんの一人で、イギリスのドラマ「ホーンブロワー 海の勇者」(1998~2003年) で、主役のホレイショ・ホーンブロワーを演じた時からこっそり応援しています。 「タイタニック」(1997年) の5等航海士役も気に入っていますが、いちばんカッコよかったのは、やっぱり 「キング・アーサー」(2004年) のランスロットかな。...
View Article好きな俳優、久々にチェック
「FOREVER」 を無事に一気見し終わり、 「ダニエル・ハロウ」 を地道に真面目に見ている中、さてヨアン・グリフィズの最近の姿はどんな感じかな、とGetty Imagesで画像を検索して おっと。 と、一瞬ですが固まりました。 いや、似合うんですけどね。 くりくりアタマだったんで。 「バッドボーイズ」シリーズの4作目、「バッドボーイズ:Ride Or...
View Article祭り開催中
前回、といってももう一か月近くたってしまいましたが、好きな俳優たち列挙の中にこの人を入れなかったのは。最近は突出した人気を誇っているので、私が取り上げるまでもないなーと思ったからなのでした。 マッツ・ミケルセン。 「北欧の至宝」と呼ばれ、日本開催のコミコンの常連。 昨年末の雑誌「スクリーン」の表紙を飾り、その号はあっという間に書店の店頭からなくなってしまっていました。...
View Article秀作、でも邦題が
暑中お見舞い申し上げます。朝っぱらからミンミンゼミの大合唱が始まり、目が覚めた瞬間から暑苦しい毎日です。 数年前までは、 こんな暑い日は映画館に行くに限る。 とか思っていたのですが、コロナ禍の時期からこっち、家にこもるようになりました。 で、テレビ番組の録画やAmazon Prime Videoで、ドラマや映画を見たりしています。...
View Article追悼 アラン・ドロン
毎日毎日、本当に暑い日が続いていますね。巨大地震注意とか台風とか、さらに追い打ちをかけるような事態に振り回され、疲れているこの頃。 この気候をうちの母(88歳)は無事に乗り切れるのか、毎日ドキドキしながら安否確認をしているわけですが。 まさに88歳の、フランスの名優が亡くなったというニュースが。 アラン・ドロン。 言わずと知れた、世紀の二枚目俳優です。...
View Article激動。
猛暑日が続いたこの夏、あまりの暑さに毎日アタマの中でバリー・マニロウの「コパカバーナ」が鳴り響き続けていました。私の2024年夏のテーマ曲は「コパカバーナ」(1978年)です。 そんな暑さが噓のように、今朝はひんやりとしていた地元ですが、明日からはまた暑さが戻るらしい。 いつになったら夏が終わるんだろう。 と、もはや四季も季節感もないような日々を過ごしていても、いつの間にか月日はたっており、ついに...
View Article「キングダム 大将軍の帰還」
ご無沙汰しています。9月の初めからほぼ一か月半、夫が断捨離熱に憑りつかれまして。 長年しまい込んでいたすべてを掘り返し、そのほとんど全部をゴミとして分別、家具もいくつか処分したり、一時わが家はゴミ屋敷と化していました。 ダンボール9箱分の本とDVD、CDをBOOKOFFに買い取ってもらい、古着の一部(ほとんどがゴミ)も売却、ようやくこの数日、出すゴミが通常の量に回復しました。...
View Article「シビル・ウォー アメリカ最後の日」
さて。この映画を見たのはひと月近く前になりますが、夫に憑りついたのが断捨離オバケから大掃除の鬼に移行したため、なかなか落ち着いてレビューができずにいました。 しかし、今日をおいてほかにタイミングがあるだろうか。 今、アメリカでは11月5日の朝を迎えようとしています。 大統領選挙の投票日。 どのような結果が出るにせよ、揉め事が起きそうな。 近未来、分断されたアメリカを描いた 「シビル・ウォー...
View Article「侍タイムスリッパー」
立て続け映画鑑賞の3本目。2回見ました。 あと3回くらいは楽しく見られる。 この作品をおかずに、どんぶりメシ無限に食えます。 「剣客商売」の秋山大治郎役から大好きだった山口馬木也くん。 (管理人の名前は恐れ多くもこの作品から拝借しました) いつ主演作品を見られるんだろう。 と待ちわびているうちに、「くん」呼ばわりが失礼なほどのお年になってしまいました。 だけど、待ってたよ。馬木也くん。...
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