
無念です。
でも、アカデミー賞脚本賞にノミネートされているこの作品、授賞式の前にぜひ見ておきたかった。
(今年は例年よりも授賞式が少し早いし、油断していたので情報収集にも乗り遅れ、やや焦っています)
ダニエル・クレイグ主演、クリッス・エヴァンスにトニ・コレットやマイケル・シャノン、ドン・ジョンソン、アナ・デ・アルマス、そして御大クリストファー・プラマーと、顔ぶれだけでも胸騒ぎがする
「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」
オフィシャルサイトは ここ。
ニューヨーク郊外のクラシックな豪邸で、その屋敷の主、ベストセラー作家で大富豪のハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)の遺体が発見される。


当初は自殺と考えられたが、匿名の依頼によってやってきた名探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)は殺人事件と確信。



どんな家族にもいろいろと問題はあるものですが、財産や事業をめぐる思惑が絡んでくるわけで、誰にも殺害の動機があるように見えてくる。
長女リンダ(ジェイミー・リー・カーティス)は大きな不動産会社のオーナー。








アガサ・クリスティーにささげる作品ということで、探偵ブノワ・ブランはフランス語混じりの訛りのある英語を話すし、これはエルキュール・ポワロ風?

ゲーム・オブ・スローンズである。

張られていた伏線が終盤で回収されて、そうなって初めてそれが伏線であったと気づいたり、これはもう一度見たらさぞかし楽しめるだろう、と。
ハーランはなかなかシニカルなユーモアの持ち主だったに違いないと思えます。

というか、説明し始めたら全部語るしかない。
興味のおありの方、これはぜひ劇場でご覧になってください。
死人が出るわけだし、オチがやるせない感じでもありますが、カラっと乾いた作風で楽しめました。