北欧ミステリ続きです。北欧といった場合、スカンディナビア半島の国々はイメージしやすい。
デンマークもなじみがあります。
しかし。
アイスランド。
位置はわかる。火山とバイキングの国。歌手のビョークはアイスランド出身。…以上。
個人的な不勉強のせいで、アイスランドで知っていることはそれくらいでした。(ごめんなさい)
それだけに、アイスランドについて知らしめてくれたこの作家の功績は大きいです。
アーナルデュル・インドリダソン。
エーレンデュル警部シリーズ第一作目「湿地」の映画版が、Amazon Prime Video で配信されていました。
「湿地」(2006年)
日本未公開でしたが、2015年のトーキョーノーザンライツフェスティバルで上映されています。
映画祭オフィシャルサイトの作品紹介(予告編あり)は ここ。
Amazon Prime Video は ここ。
レイキャビク警察のエーレンデュル警部(イングヴァール・E・シーグルソン)は、離婚した妻との間の娘の荒れた生活に悩む毎日。
ある日、市の北部の湿地にあるアパートの一室で、老人の他殺体が発見される。
顔見知りによる突発的な犯行にも思われる事件の捜査が始まったが、現場には謎のメッセージが残されていて
さらにエーレンデュルは、引き出しの中から一枚の写真を見つける。
それは、荒涼とした墓地に立つ十字架の写真。
墓地の主とは。
墓から掘り出された30年前に死んだ少女の遺体には
脳がなかった。
殺人事件の被害者と少女の関係は。
そして、だれが何の目的で脳を取り出したのか。
ある町で昔たびたび起きたレイプ事件と
今回の殺人事件がつながる時
あまりにも悲惨な事情が明らかになる。。。
「このミステリーがすごい! 」選出の傑作小説を映画化! 『ミレニアム』シリーズ、『特捜部Q』シリーズに続く、肺腑をえぐる衝撃の北欧ミステリー! !
というのがDVDの宣伝文句です。
原作の読後感は、たしかに 肺腑をえぐる という悲惨さでした。
映画版はすこし事情説明が弱い感じがします。
ともあれ、いかにも寒々しいアイスランドの景色が、この季節に見るとホントに寒い。
風も冷たそう。
アイスランドはいつどこからどんな家族が渡ってきたか、はっきりわかっているので、遺伝についての研究がしやすいんだそうです。
当然、遺伝病についての研究も盛んで、どの家系にはどんな病気が出るか、この病気は出てくるはずがないとか、わかってしまう。
わかってしまったが故の悲劇も起きる可能性があるというわけで…。
原作を読んで少しばかりアイスランドの事情がわかり、この映画でちょっとだけアイスランドの景色が分かったような気がします。
いちばん印象的だったのは、アイスランドの人には原則として姓がないということ。
アーナルデュル・インドリダソン
というのは、インドリディの息子のアーナルデュル ということで、インドリダソンは父称なんですね。
(お父さんは作家のインドリディ・G・トーステンソン)
正式に呼ばれる名前は アーナルデュル のみだそうです。
エーレンデュル警部シリーズは、最近5作目の 「厳寒の町」 が東京創元社から出版されました。
タイトルからしていかにも寒そうな。。。
(文庫化まで待つので、まだ4作目「湖の男」も未読です)
(進むにつれ、娘との関係がよくなっているので明るい要素も期待したい)
(あ、「三秒間の死角」再読しました)
(三秒間 が明らかになるのは、ホントに最後の最後でした)
デンマークもなじみがあります。
しかし。
アイスランド。
位置はわかる。火山とバイキングの国。歌手のビョークはアイスランド出身。…以上。
個人的な不勉強のせいで、アイスランドで知っていることはそれくらいでした。(ごめんなさい)
それだけに、アイスランドについて知らしめてくれたこの作家の功績は大きいです。
アーナルデュル・インドリダソン。
エーレンデュル警部シリーズ第一作目「湿地」の映画版が、Amazon Prime Video で配信されていました。
「湿地」(2006年)
日本未公開でしたが、2015年のトーキョーノーザンライツフェスティバルで上映されています。
映画祭オフィシャルサイトの作品紹介(予告編あり)は ここ。
Amazon Prime Video は ここ。
レイキャビク警察のエーレンデュル警部(イングヴァール・E・シーグルソン)は、離婚した妻との間の娘の荒れた生活に悩む毎日。
顔見知りによる突発的な犯行にも思われる事件の捜査が始まったが、現場には謎のメッセージが残されていて
それは、荒涼とした墓地に立つ十字架の写真。
墓地の主とは。
そして、だれが何の目的で脳を取り出したのか。
「このミステリーがすごい! 」選出の傑作小説を映画化! 『ミレニアム』シリーズ、『特捜部Q』シリーズに続く、肺腑をえぐる衝撃の北欧ミステリー! !
というのがDVDの宣伝文句です。
原作の読後感は、たしかに 肺腑をえぐる という悲惨さでした。
映画版はすこし事情説明が弱い感じがします。
ともあれ、いかにも寒々しいアイスランドの景色が、この季節に見るとホントに寒い。
当然、遺伝病についての研究も盛んで、どの家系にはどんな病気が出るか、この病気は出てくるはずがないとか、わかってしまう。
わかってしまったが故の悲劇も起きる可能性があるというわけで…。
原作を読んで少しばかりアイスランドの事情がわかり、この映画でちょっとだけアイスランドの景色が分かったような気がします。
いちばん印象的だったのは、アイスランドの人には原則として姓がないということ。
アーナルデュル・インドリダソン
というのは、インドリディの息子のアーナルデュル ということで、インドリダソンは父称なんですね。
(お父さんは作家のインドリディ・G・トーステンソン)
正式に呼ばれる名前は アーナルデュル のみだそうです。
エーレンデュル警部シリーズは、最近5作目の 「厳寒の町」 が東京創元社から出版されました。
タイトルからしていかにも寒そうな。。。
(文庫化まで待つので、まだ4作目「湖の男」も未読です)
(進むにつれ、娘との関係がよくなっているので明るい要素も期待したい)
(あ、「三秒間の死角」再読しました)
(三秒間 が明らかになるのは、ホントに最後の最後でした)