スウェーデンの最近のミステリといえば、大ブームを起こした「ミレニアム」シリーズ。惜しくも3作で物故した著者スティーグ・ラーソンの後を引き継ぎ、4作目以降を執筆してきたダヴィド・ラーゲルクランツがこのたび6作目を発表して、ついに完結したそうです。
(友達が買うのを当てにしている)
ケネス・ブラナーが主演・製作したテレビドラマシリーズにもなった、刑事ヴァランダー・シリーズは、2015年に亡くなったヘニング・マンケルの著作。
完結となる「Den orolige mannen」の邦訳が待たれるところ。
そして、とんでもなく偏屈な主人公があちこちとぶつかりながら捜査するグレーンス警部シリーズ。
アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレムによる第5作目が、ハリウッドで映画化されました。
「THE INFORMER/三秒間の死角」
オフィシャルサイトは ここ。
仮釈放中の身の上で、完全な自由を得るためにFBIの情報屋となったピート・コズロー(ジョエル・キナマン)。
彼に与えられた最後の任務は、組織のボス’将軍’(ユージン・リピンスキ)の麻薬取引の現場に
FBI捜査官ウィルコックス(ロザムンド・パイク)を導き、組織を一気に壊滅させること。
以後の妻(アナ・デ・アルマス)と娘との平穏な生活を約束され
コズローは現場に赴くが、組織の仲間が取引相手を誤って射殺。
殺したのがNY市警の潜入捜査官だったことが判明し、追跡をかわすためにコズローは別件で刑務所に舞い戻る羽目に。
刑務所内の麻薬取引を仕切るよう将軍に命令されたコズローだが、ウィルコックスと上司のモンゴメリー(クライヴ・オーウェン)もその計画に乗る。
取引の証拠を押さえ、将軍を葬ることと引き換えに、コズローを釈放させるというのだ。
しかし、NY市警のグレンズ刑事(コモン)が同僚の殺害についての捜査を始め
コズローの正体を知らぬまま真相に迫りつつあることを知ったモンゴメリーは、コズローを切り捨てることをウィルコックスに告げる。
刑務所内でのトラブルの中、FBIにも見捨てられ、組織からも狙われていることを知ったコズローは、捨て身の作戦に出る。
コズローが気づいた、唯一生き延びることができるわずかな死角とは。。。
何年も前に読んだ原作のディテールが全然思い出せないくらい、まったくの別物でした。
これはこれでテンポのいいサスペンスで、娯楽作品として楽しめます。
主役のジョエル・キナマンがえらくイケメンでしたね。
「ラン・オールナイト」(2015年)でも誤解されて組織に追われる役回りでしたが。
原作では脱出してからの部分が長く、警察官たちが脱出の仕方についてあれやこれやと推理するので
三秒間の死角
というタイトルが生きてくるのですが、映画ではこのサブタイトルは却って混乱するだけのような気がします。
原作 というよりも 原案 という程度の、小説との関係のようでした。
ロザムンド・パイクとクライヴ・オーウェンはさすがの安定感ある演技で、特にクライヴ・オーウェンは嫌な奴がよく似合っていました。
撮影には実際の刑務所を使ったそうで、リアルな迫力の映像になっていました。
アメリカの刑務所ってコワいところなんだなあ。。。
(原作を改めて読んでみたくなりました)
(となると、一作目「制裁」から読まねば、という気にもなってくる…)
(友達が買うのを当てにしている)
ケネス・ブラナーが主演・製作したテレビドラマシリーズにもなった、刑事ヴァランダー・シリーズは、2015年に亡くなったヘニング・マンケルの著作。
完結となる「Den orolige mannen」の邦訳が待たれるところ。
そして、とんでもなく偏屈な主人公があちこちとぶつかりながら捜査するグレーンス警部シリーズ。
アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレムによる第5作目が、ハリウッドで映画化されました。
「THE INFORMER/三秒間の死角」
オフィシャルサイトは ここ。
仮釈放中の身の上で、完全な自由を得るためにFBIの情報屋となったピート・コズロー(ジョエル・キナマン)。
FBI捜査官ウィルコックス(ロザムンド・パイク)を導き、組織を一気に壊滅させること。
コズローは現場に赴くが、組織の仲間が取引相手を誤って射殺。
殺したのがNY市警の潜入捜査官だったことが判明し、追跡をかわすためにコズローは別件で刑務所に舞い戻る羽目に。
何年も前に読んだ原作のディテールが全然思い出せないくらい、まったくの別物でした。
これはこれでテンポのいいサスペンスで、娯楽作品として楽しめます。
主役のジョエル・キナマンがえらくイケメンでしたね。
原作では脱出してからの部分が長く、警察官たちが脱出の仕方についてあれやこれやと推理するので
三秒間の死角
というタイトルが生きてくるのですが、映画ではこのサブタイトルは却って混乱するだけのような気がします。
原作 というよりも 原案 という程度の、小説との関係のようでした。
ロザムンド・パイクとクライヴ・オーウェンはさすがの安定感ある演技で、特にクライヴ・オーウェンは嫌な奴がよく似合っていました。
撮影には実際の刑務所を使ったそうで、リアルな迫力の映像になっていました。
アメリカの刑務所ってコワいところなんだなあ。。。
(原作を改めて読んでみたくなりました)
(となると、一作目「制裁」から読まねば、という気にもなってくる…)