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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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もったいない劇場未公開

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e0034633_10272013.jpg製作発表段階で情報を目にして、楽しみにしていました。でも、いろいろ取り紛れている間に忘れてしまった。
ふと思い出すと、劇場未公開のままソフト発売。
あるいは配信のみ。


・・・ということが最近よくあります。
劇場公開されている作品も回転が速くて、映画を気軽に作りすぎてない?
もっとじっくり作って、大きいスクリーンで見せてよ。
(気軽に手元で見られるのは便利ですが)


これもスクリーンで見たかった。
そしてじっくりと寒がりたかった。


ノルウェー発の北欧サスペンス、ジョー・ネスボ原作ハリー・ホーレ刑事のシリーズ


「スノーマン 雪闇の殺人鬼」(2017年)


Amazonの配信です。ここ。


ノルウェー、オスロに住むハリー・ホーレ(マイケル・ファスベンダー)は、絵に描いたような飲んだくれアル中刑事。
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いろいろ事情があって酒浸りになり(そこのところは省略。原作では何しろ7作目)、警察内でも一匹狼。
画廊に勤めるラケル(シャルロット・ゲンスブール)とは別れたものの、息子オレグ(マイケル・ウェイツ)には慕われているので付き合いは続いている。
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ラケルは今、医師のマティアス(ヨナス・カールソン)と交際中。
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まあそんなわけで錯綜した人間関係の中、ハリー・ホーレの相棒として女性刑事が配属される。
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ベルゲンからオスロ警察に移動してきたカトリーヌ・ブラット(レベッカ・ファーガソン)。
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彼女が配属されてすぐに、一児の母ビルテ・ベッカー(ジュヌビエーブ・オレイリー)が行方不明になったという通報が夫(ジェームズ・ダーシー)から寄せられる。
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家出と見て軽く考えるハリーとは裏腹に、執拗なこだわりを見せるカトリーヌ。
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現場に残された雪だるまと。
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ハリーに届く謎のメッセージ。
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カトリーヌがこだわるのは、過去の女性の失踪事件。
女性の惨殺遺体が見つかる中、それぞれ事件の共通項がやがて明らかになり。
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カトリーヌがその真相に近づいていく。
(デヴィッド・デンシックとJ.K.シモンズ登場)
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そして彼女に犯人の魔手が伸び。
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ハリーも巻き込まれ。
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意外な犯人像が明らかに。。。
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事情が分かってくるカトリーヌのこだわりには、ヴァル・キルマーも登場。
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トビー・ジョーンズも出演。
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「裏切りのサーカス」(2011年)のトーマス・アルフレッドソン監督作品なので、そのつながりでしょうか。


ハリー・ホーレ警部シリーズの特徴として、この人は殺されないだろう。という人が被害に遭ったりして。

殺される人は無残に殺されるのですが、その無残さ加減が徹底しています。
映像的にこれはすごいな。というシーンが続出でした。


おもしろかったし、キャストも豪華なのに劇場公開なしというのは残念な作品でした。


原作は順番が前後して翻訳されていて、続々出版中。
北欧ミステリとしてもかなり悲惨な物語続きという部類に入ると思いますが、ハードボイルド好きな方にはお勧めです。


(あまりに主人公がアメリカのハードボイルド風すぎて、私は3作読んでやめました)
(「ザ・バット 神話の殺人」「コマドリの賭け」「スノーマン」)
(でもほかの作品が映像化されたら見たい)





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