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「ビリーブ 未来への大逆転」

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e0034633_10481331.jpg 実話に基づいていてラストは大団円という映画が最近多く見受けられますが、トシのせいかそういう作品がとてもありがたい。
若い頃は
 なぜここで終わる? 
という作品をたくさん見たのもです。
でも不条理に終わったりモヤモヤが残るのは、もう身の回りの現実だけでたくさん。
近頃はメデタシメデタシが大好きです。
(体力のあるうちに不条理劇を見ましょう)
( ↑ 若い世代へのおねがい)


このところ見た
「グリーンブック」

「ファースト・マン」
もそのジャンルで、気分良く劇場を後にすることができました。
そしてこの作品もそうです。


「ビリーブ 未来への大逆転」


オフィシャルサイトは ここ。




1956年、ハーバード法科大学院。
ルース・ギンズバーグ(フェリシティ・ジョーンズ)は、500人の学生のうちわずか9人の、大学初の女子学生の一人。
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学内に女子トイレもない時代、教授や同期の学生たちも、あまり好意的ではない。
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同じ大学の学生である夫のマーティン(アーミー・ハマー)は家事や育児にもとても協力的だが。
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癌が見つかり、闘病生活が始まる。
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夫の看病と彼の学業の手伝いをしながら、自分の勉強も続ける日々。
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やがてマーティンは全快してニューヨークの法律事務所で働き始め、ルースはコロンビア大学に編入。
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首席で卒業したものの、彼女が斬りこもうとするのは完全な男社会。
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女性であることを理由に、彼女を弁護士として採用するところはない。
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やむなく大学教授の職に就いたルースは、ゼミで男女平等をテーマに授業を続ける。
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そして1970年代、時まさにウーマンリブが謳われる時代。
女性の権利について考え続け、弁護士の夢も諦められない彼女は、マーティンからある訴訟の記録を見せられる。
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それは、母親の介護費用の控除を申請した男性が起こしたもので、介護控除は女性にのみ認められる権利とされていた。
その訴訟は歴史を変える結果になると確信したルースは、周囲の懸念をよそに、自ら弁護を買って出る。。。
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この作品の白眉は、なんといっても夢のような理想の夫マーティンの存在でございましょう。
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子どもの世話も上手で料理上手。
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難しい年ごろの娘と妻が衝突したらうまく仲裁に入り。
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ともに法廷に立ち。
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勝利を喜び合う。
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こんな旦那さん、ホントに現実にいる?
 良い人は早死にする。
というのがうちのおばあちゃんの持論でしたが(おばあちゃんは超長生きでした)、持病のあるマーティンのその後が気になっていたところ、ちゃんとラストに字幕説明が。
最近までご存命だったそうでよかった。
ハンサムすぎてインパクトの弱い感のあるアーミー・ハマーですが、この役はハマっていました。
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「ローグ・ワン」の印象がいまだ強いフェリシティ・ジョーンズが熱演したRBGことルース・ベイダー・ギンズバーグ女史は、現在85歳で現役の最高裁判事として活躍中。
彼女を取材したドキュメンタリー映画「RBG 最強の85歳」はアカデミー賞にもノミネートされ、5月10日からの日本公開が決まっています。


あ、そうそう。
ルースの先駆者に当たる女性弁護士ドロシー・ケニオンを演じたキャシー・ベイツもよかった。
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苦労したんでしょう、頑固で一徹で見た目意地悪。
でも、裏ではこっそり温かい。
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(顔は怖いままだけど)



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