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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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「はじまりへの旅」

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e0034633_11243010.jpg枯れ専二大巨頭(笑)のひとり、ヴィゴ・モーテンセンのアカデミー賞主演男優賞ノミネート作品。「イースタン・プロミス」(2007年)以来、二度目のノミネーションです。
候補の発表があった時には、なんだか唐突な感じがしました。
作品とか監督とか、評判をほとんど目にしていないのに、いきなりヴィゴだけ?


見て納得です。
この父親役は、ヴィゴ以外に考えられない。
というか、演じているのではなくてヴィゴそのものみたいな気がする。


「はじまりへの旅」


オフィシャルサイトは ここ。


ヒューマントラストシネマ有楽町で最終日かと思っていましたが、延長されたんですね。
まだ上映中です。
皆様ぜひ劇場で。




アメリカ北西部の広大な森の中、家族だけで自給自足のサバイバル生活を営むベン・キャッシュ(ヴィゴ・モーテンセン)と6人の子供たち。
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すごい鍛えっぷりです。
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全員明日から特殊部隊で作戦参加できる。
現代最高の論客ノーム・チョムスキーを信奉するベンは、文明社会を拒否し、学校教育を受けさせない方針のもと、子どもたちには厳しい英才教育を施し、文字通り文武両道を実践しています。
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そんな浮世離れした彼らのもとに、ベンの妻で子どもたちの母親レスリー(トリン・ミラー)が、入院先の病院で息を引き取ったという悲報が。
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彼らはバス<スティーヴ>に乗り、レスリーの葬儀が営まれるニューメキシコを目指す。
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それは、2400㎞、5日間の旅。
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仏教徒だったレスリーを教会の葬儀から救い出し、彼女の最後の願いをかなえるのが彼らのミッション…!


初めて他者とのかかわりを持ち、物質文明に触れる子どもたち。
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ベンが作り上げた規範と世間の一般常識との違いに初めて気づき、子どもたちは戸惑います。
ノーム・チョムスキーのお誕生日を祝う一家って、ふつうはチョムスキーさん家以外にはあまりいないと思う…。
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(そもそもノーム・チョムスキーって久しぶりに聞いた名前)

自分たちの決まりを貫こうとすることにこだわるあまり、彼らは世間から見ると犯罪行為になることも実行。
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しかし、折り合うべき時も…。
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妻の父親役のフランク・ランジェラがなかなかシブくてよかったのと、それから長男ボウ(ジョージ・マッケイ)も存在感がありました。
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そして、ヴィゴ。
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ヴィゴは完全にベンでした。
なり切っているというよりも、実際にこんな教育方針を持っていそうです。
こういう人が身内にいたら、本当に困るだろうと思いますが。
子どもたちは選択の余地なく親の思想の中で生きなければならないわけですから、特殊な環境を子どもに与える場合、よほど考えてかからなければ。


映画では穏やかに収まり、ほっとするラストでした。
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ヴィゴ、じゃなくてベンが着ていたボロボロのTシャツ、Jesse Jackson 88って書いてあったアレは、きっとヴィゴの自前だと思うな。。。
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(襟ぐり穴だらけ)



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