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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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最後にひと花

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続けてギャング関係の作品になってしまいましたが、こちらはずいぶんくたびれたギャングたち。

アル・パチーノ、クリストファー・ウォーケン、アラン・アーキンというアカデミー賞受賞俳優そろい踏み。
アメリカでの公開が発表されたときに、これはいい顔ぶれであるなあ、と思ったんですが、日本では昨年秋にひっそりと単館上映され、気がついたらレンタルで出ていました。

「ミッドナイト・ガイズ」(2012年)

オフィシャルサイトは ここ。


元ギャングのドク(クリストファー・ウォーケン)は毎日ダイナーに通い、ウェイトレスのアレックス(アディソン・ティムリン)と会話をするのが楽しみ。

今は静かに暮らしているドクだが、28年ぶりに刑務所から出てくるギャング仲間のヴァル(アル・パチーノ)を出迎えて。


羽目を外して騒ぎたがるヴァルに付き合うことに。
いろいろなクスリを摂取した挙句に担ぎ込まれた病院で、昔の仲間ハーシュ(アラン・アーキン)の娘(ジュリアナ・マルグリーズ)に再会。

ハーシュが老人ホームにいることを知った二人は、彼を迎えに行き。

さっきまでほとんど死にかけていたハーシュは、盗んだスポーツカーをブッ飛ばす、娼館でもやんちゃのし放題。

いきなり大暴れの三人組は、悪い連中に乱暴されかけてぼろぼろになっていた若い娘(ヴァネッサ・フェルリト)を救い出し。

仕返しさせてやったりする。

ジイサンたちよ。もはや悔いはあるまい。。。
・・・と、最後のひと花がおもいっきりあだ花になっている暴走老人たちなんですが、じつはドクは、組織のボス・クラップハンズ(マーク・マーゴリス)の命令で、翌朝10時までにヴァルを殺さなければいけないのだった・・・。
朝になるとさすがによれよれになっているドクとヴァル。

粋なスーツを調達し。

そして。


終わり方がよかったです。
もしかしたら。・・・と、ちょっと期待できたりする。

三人の御大以外にも、キャストはここのところよく見ていた顔がそろっています。
「CSI:NY」 「グレイスランド」 のヴァネッサ・フェルリト、直近では 「パーソン・オブ・インタレスト」 に出ていたマーク・マーゴリス、「ER」 のジュリアナ・マルグリーズは看護師さんだし、アディソン・ティムリンは 「オッド・トーマス」 でアイスクリームを売っていた。。。
監督のフィッシャー・スティーヴンスは、主にテレビドラマを作っているんですね。
それでこういう顔ぶれになったんでしょうけど、もうちょっと拡大してもうちょっと長く公開してくれてもよかったんじゃないか、と思った拾い物な作品だったんでした。

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