Quantcast
Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
Viewing all 957 articles
Browse latest View live

やっぱりサメだ。

$
0
0
さて、7月になりました。
夏です。
夏といえば、やはりサメに決まっている。

テレビ東京で、
 7月の木曜日は “サメ”!!!
という特集をしてくれます。吹き替えなのが残念だ。

こちら の記事が、予告編を特集してくれています。

「フライング・ジョーズ」(2011年)  7月3日(木)午後1:25~ 

「シャーク・ナイト」(2011年)  7月10日(木)午後1:25~ 

「ジョーズ3」(1983年)  7月17日(木)午後1:25~
「ジョーズ4/復讐編」(1987年)  7月24日(木)午後1:25~
「シャークネード サメ台風」(2013年) 7月31日(木)午後1:25~

「シャークネード」 すごいですねえ。台風じゃなくて竜巻ですよね。

内陸なのに、サメが竜巻で飛んでくるのね・・・。

(丈夫なサメたちだなあ)

このわけのわからなさがサメ映画の醍醐味です。

「フライング・ジョーズ」 と 「シャーク・ナイト」、「シャークネード」 見ていません。
「シャーク・ナイト」 は録画したのをどこかにしまってあるので、「フライング~」 と 「シャークネード」 を録画しなくちゃ。

ムービープラスでもまだサメ特集をやっていますし(「シャーク・アタック!」 は終わったらしい)、夏にサメ。という人は結構いるみたいです。

あ、私の中ではサメとほぼ同系列の大蛇もの

「ボア vs パイソン」(2004年) ムービープラス

「アナコンダ」(1997年) ザ・シネマ

とかもあって、いやいや。夏だわ。

(ジェニロペのアナコンダは夏の風物詩)

許可証が必要

$
0
0
この2週間ほど、個人的に
 ロシア映画祭り
を開催中です。
録画してディスクに落としてそのまま埋めて忘れてた(リスか)というのを発掘し、ほかにTSUTAYA DISCASで借りたり、図書館で借りたりしています。

こちら、続編のほうは埋めていたんですが、一作目を持っていなかったので借りて、続けて見てみました。
ロシアでは公開当時、興行記録を更新したというヒット作。

「ナイト・ウォッチ」(2004年)

オフィシャルサイトは ここ。


太古から対立していた光と闇の勢力が、約1000年前に激しい戦闘の末に休戦。

光の側は闇を監視するための ’ナイト・ウォッチ’ を、闇の側は光を監視するための ’デイ・ウォッチ’ を設け、お互いの協定違反を取り締まることに。

浮気した妻が身ごもった胎児の堕胎を魔術師に依頼に来たアントン(コンスタンチン・ハベンスキー)は。

違法な魔術が失敗した時に。

覚醒。

以後、ナイトウォッチとして活動することに。

闇の構成員ヴァンパイアに狙われる少年イゴール(ディマ・マルティノフ)を救出しようとしたアントンは。

地下鉄の中で、不思議な女性を目撃。

彼女の頭上には、呪いを意味する空気の渦が。

アントンにも消すことができなかったこの呪いは、モスクワの街を危機に陥らせるほどの強力なもの。
そしてそれは光と闇の均衡を崩壊させる存在の出現を意味しており、この女性スヴェトラーナ(マリア・ポロシナ)がすべてのキーになっていた・・・。


という一作目は、物語の発端の説明という感じで、私にはあんまりおもしろくなかったんでした。

「アンダーワールド」 か、映像的には 「マトリックス」 の感じでしょうか。

多分原作を読んだほうがおもしろいのかもしれない。
だけど二作目、持っているんだし見てみよう。

ということで見てみた

「デイ・ウォッチ」(2006年)

予告編が ここ で見られます。


前作で意外な正体が発覚したイゴール少年と。

アントンが救った女性スヴェトラーナ。

二人はたいへん重要な役割を果たします。大活躍。
そしてアントンは、二人に振り回されている情けなさがある。

そこに絡んでくる、ティムールの秘宝・・・。

ラストは あ、そういうことですか。 というあっけなさがありますが、こちらの二作目のほうがおもしろかったです。
アクション映画としても出来がよかったと思う。

個人的にいちばんウケたのは、バンパイアのお父さん(右)が。

息子が人間の血を吸ってもいいという許可証が出たんです。 と主張している場面です。
(書類を見せてた)
ロシアでは、バケモノが人間の生き血を吸うのに、わざわざ許可証が必要なんだなあ、・・・と・・・。

(なんか旧ソ連のニオイが・・・)

ラストが

$
0
0
Google のストリートビューでKGB本部を検索したら、
 現在閉店か休業中の可能性があります。
という説明が表示されました。
ごめんなさい。
FSB(ロシア連邦保安庁) で検索するべきでした。
(KGBは閉店しました・・・)

そんなわけでただいまロシア映画祭り継続中。

DVDを観た後、ヘンリー・フォンダ版のラストが思い出せなくなってしまいました。
ロシア版のラスト、ちょっと通俗的なんですけど物語としては面白いし強烈です。

「12人の怒れる男」(2007年)

予告編は ここ。

オフィシャルサイト、フランス語版がまだ残っていました。
ここ。

養父を刺殺した罪に問われたチェチェン人の少年に、検察側が最高刑の終身刑を求めている裁判。

12人の陪審員たちは別室に通され、評決を下すための投票が始まる。

3日間の審理で、少年の有罪は確実と思われ、陪審員たちもさっさと片付けてとっとと帰りたい。
しかし一人だけ、陪審員1番(セルゲイ・マコヴェツキー)は有罪に反対。

ほかの陪審員たち(ニキータ・ミハルコフ、セルゲイ・ガルマッシュ、ヴァレンティン・ガフト、アレクセイ・ペトレンコ、ユーリ・ストヤノフ、セルゲイ・ガザロフ、ミハイル・イェフレモフ、アレクセイ・ゴルブノフ、セルゲイ・アルツィバシェフ、ヴィクトル・ヴェルズビツキー、ロマン・マディアノフ)には不快な事態。
しかし1番は、彼らの非難をあびつつも、有罪への疑問を訴える。
議論が白熱する中、陪審員それぞれが抱える事情が明らかになり。


徐々に彼らは結論を変えてゆく。

すぐに終わるはずが日も暮れて。

そして彼らは最終投票を行う・・・。

と、プロットはほぼ1957年アメリカ版と同じなんですが、密室での議論だけでなく、被告の少年が育った過酷な環境も映し出されています。

なにしろチェチェンが故郷ですから。

現代ロシアの人種差別の問題などもあぶりだされる中で、ラスト。
なぜ、最後の一人が無罪に反対し続けたのか。

ラストいいですよー。
アメリカ版を好きな方にも、ぜひご覧になっていただきたいです。
これも現代ロシアの現実なんでしょうか。

(コワイかも)
(KGB か FSB が関係してくる感じが)

「Exodus: Gods and Kings」 予告編

$
0
0
現在公開中の
「ノア 約束の舟」
は、観に行こうと思うと時間が合わず、おまけにちょっと長め・・・。
このところ映画館が遠のいてしまっていて、
「トランセンデンス」

「オール・ユー・ニード・イズ・キル」

「マレフィセント」
も見に行けないかも。
という危惧の中、リドリー・スコット監督の聖書映画

「Exodus: Gods and Kings」

の予告編が発表されました。

こちら。

スティルも少しずつ出てきています。


戦争映画・・・?ってこともないですよね・・・。


アメリカでは12月12日に公開だそうです。
日本公開日はまだ決まっていないんですが、あんまり長い映画じゃないといいな・・・。

(でも セシル・B・デミル監督の 「十戒」(1956年) は3時間半以上の長尺で・・・)
(リドリー・スコットだし・・・。 ← ちょっとあきらめてる)

首都高。

$
0
0
モンスター台風一過でいきなりの猛暑、やっぱり異常気象ってやつのせいなんでしょうか。
個人的にどうすればいい、という対処法がないので本当に厄介です。

被害に遭われた地域の方々には、心よりお見舞い申し上げます。

さてさて、ロシア映画祭り第三弾。
不朽の名作、アンドレイ・タルコフスキー監督の

「惑星ソラリス」(1972年)

予告編は ここ。

ジョージ・クルーニー主演でハリウッド・リメイクされ、原作(「ソラリスの陽のもとに」スタニスワフ・レム著)にはそちらのほうが近いらしいですが、タルコフスキー版には不思議な味があります。

かつて不思議な事故のあった謎の惑星ソラリス上空のステーションで、異常事態が発生。
調査のためにステーションに到着した科学者のクリス(ドナタス・バニオニス)を迎えたのは、狂気寸前の科学者3人と、荒れ果てた室内の、いるはずのない人影。

そしてクリスを迎えたのは。

死んだはずの妻ハリー(ナターリヤ・ボンダルチュク)。

惑星ソラリスの海には意思があって。

人間の夢に入り込み、意識の中の存在を実体化する力があるんでした。
何度死んでも生き返り、戻ってくる妻。

(カチンカチンに凍ってた)

最初のうちは警戒していたクリスも、明らかに人間ではない現在のハリーを愛するようになり。

彼の最終的な選択は・・・。


いろいろ解釈可能な結末で、私が読み取ったものが必ずしも正しいとは思えないんですが。
でもやるせない感じでよかったです。

形而上的な何かを刺激してくる作風は、同時代の
「2001年 宇宙の旅」(1968年)
を思わせるものがあります。

冒頭、ソラリスの危険性について忠告しにクリスの実家にやってきた先輩科学者が、帰宅途中に車の中から電話をしてくるんですが、周囲の風景がえらくなじみ深いもので。

えーと・・・赤坂トンネル?え?飯倉?(狸穴のロシア大使館(当時ソ連)最寄りの首都高出口)
というわけで、近未来の風景を大阪万博会場で撮りたかったタルコフスキー監督が、許可を得たときには万博が終わってしまっていたので首都高で撮影・・・。

「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」

$
0
0
デイヴィッド・ギャレットっていうヴァイオリニストがいるよ。

と、たしか私が紹介したんだったと思うんですが、気がついたらその友人のほうが熱狂的なギャレットファンになっていました。
6月の来日コンサートにも行って、今、彼女は盛り上がっています。

初日にその友人と一緒に見てきた

「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」

最近太ったような感じでしたが、画面で動いているのを見たらやっぱり魅力的でした。

オフィシャルサイトは ここ。


1830年、イタリア。
才能に恵まれながらも認められず、不遇な生活を送るヴァイオリニストのニッコロ・パガニーニ(デイヴィッド・ギャレット)。

彼に目をつけた謎の男ウルバーニ(ジャレッド・ハリス)は、「君を世紀のヴァイオリニストにする」 とマネージャーを買って出る。

ウルバーニのイメージ戦略で、時代の寵児となったパガニーニは、酒と女とギャンブルにおぼれる自堕落な生活。

一方、ロンドンで劇場の立て直しを狙う指揮者のジョン・ワトソン(クリスチャン・マッケイ)はパガニーニのうわさを聞きつけ、渡英を依頼。

金に窮していたパガニーニ側はそれを受け、イギリスへ。
放蕩をやめられないパガニーニと、悪魔に魂を売った男 という彼の評判を聞きつけて公演の妨害を図るフェミニスト団体、批判的な記事を書き続けるメディアと、状況は混迷しコンサートの実施が危ぶまれる中。

パガニーニが出会った一人の少女。

ワトソンの娘のシャーロット(アンドレア・デック)の美しい声に心を打たれ。

パガニーニにも変化が生まれる・・・。


私はパガニーニには詳しくないので、どれくらい史実を踏まえているのかよくわからないんですが、ストーリー的にはわりとフツーです。
でも、デイヴィッド・ギャレットの演奏がやっぱりすごい。


本人が弾いている という臨場感で高揚します。
指使いが超絶技巧。
音楽映画的には達成感のある作品でした。
いや~、聴いた~。という。
ほとんどデイヴィッド・ギャレットのプロモーションビデオではないか、という感じでもあります。
デイヴィッド・ギャレットのオフィシャルサイトは ここ。

ロンドンの興行出資者のバーガーシュ卿が見たことのある顔をしていると思ったら。

ヘルムート・バーガーでした・・・。

(「ルードヴィヒ 神々の黄昏」1972年)

(・・・ちょっとショックだった・・・。)

次回作は何?

$
0
0
最近は気楽にぼーっと楽しめる映画がいちばんいいなあ、なんて思いつつ、そういう映画を劇場に見に行くことがなかなかできなくなっています。
GW映画だった
「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」
観に行けなくて残念だった・・・。

これも、なんだか寒くて(今年は大雪が降ったし)行きそびれているうちに終わってしまったんでした。
季節は巡り、今日なんてすでに猛暑です。

「マイティー・ソー/ダーク・ワールド」(2013年)

オフィシャルサイトは ここ。


前作 「マイティー・ソー」 から2年、「アベンジャーズ」 から1年。
自分の世界アスガルドに戻ったソー(クリス・ヘムズワース)は、仲間たちとともに悪を平定中。

そのころ、ロンドンでの重力異常の調査に向かった宇宙物理学者のジェーン(ナタリー・ポートマン)は。

物のはずみで、宇宙を変えてしまう恐るべき力ダーク・エルフを身体に取り込んでしまう。
彼女の危機を察知したソーは、ジェーンをアスガルドに連れて行くが。

そのことで封印から覚めた闇の王マキレスを呼び寄せてしまい。

世界は破滅に瀕することに。

ソーと、義弟にして宿敵のロキは、果たして手を組んで闘うことができるのか。

というわけで前作の皆さんも健在。

セルヴィグ博士はすっかり壊れちゃったみたいね。

レイ・スティーヴンソンがちゃんと出ていたのと。

あ、門番の人も気に入っています。

今回の悪い人たちは、黒目勝ちでかわいかったよ。

ただ、ストーリーがちょっと散漫な感じがして、前作のほうがおもしろかった気がしたんでした。



デル=トロが次回作の悪者ですか?
次回作はソー?アベンジャーズ?

(調べるまで、役者が誰だか本当にわからなかった)

タルコフスキイ

$
0
0
個人的に開催しているロシア映画祭り。
最近の作品じゃないのでどなたの参考にもならないかもしれませんが、自分の覚書にしています。
もう少しだけお付き合いください。

というわけで、
「惑星ソラリス」(1972年)
は見たことだし、巨匠タルコフスキー監督作品でレンタルで見られる作品を。

まず、タルコフスキー28歳、VGIK(全ソヴィエト連邦映画大学)の卒業制作の短編映画

「ローラーとバイオリン」(1960年)

ここ で見られます。全編。(英語字幕)


バイオリン好きの少年サーシャ(イーゴリ・フォムチェンコ)は、この日はいじめっ子たちにバイオリンケースを壊されるし、練習はうまくいかないし。

気になっている女の子はつれないし、先生には叱られるし。


でも工事現場でロードローラーを運転しているセルゲイ(ウラジーミル・ザマンスキー)が、いじめっ子たちから助けてくれて。

ロードローラーに乗せてくれたり、男としての在り方 みたいなものを教えてくれたり。


でも気づかぬうちに、恋路の邪魔をしていたりする。

そして映画を一緒に見る約束もするんだけど、世の中ってままならない・・・。
45分くらいの短い映画なんですが、充実した内容で少年の心の動きがよく伝わってきます。
フランス映画「赤い風船」(1956年) の翻案だそうで、なるほど。という感じです。

そしてこちらはその2年後の作品、長編第一作目にしてヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した名作

「僕の村は戦場だった」(1962年)

Youtubeにアップされているんですねえ。
こちら も全編。ただし、字幕なしです。
ロシア語で見るのはきつい。。。

NEWYORKER のDVD紹介の記事で、予告編のビデオクリップが紹介されています。
こちら。英語字幕です。約3分。


第二次大戦末期、ソ連軍の前線のガリツェフ中尉(E・ジャリコフ)のもとに連れてこられた少年イワン(ニコライ・ブルリャーエフ)。

司令部の上官への連絡を強要し、ガリツェフよりもえらそうなイワンは、少年ながら大物らしい。

でもそこはやっぱり子供で、眠っちゃったりするんですが。

家族を失い、ドイツ軍への憎悪だけに支えられているイワンは、優秀な斥候としてグリャズノフ中佐(ニコライ・グリニコ)、ホーリン大尉(ワレンチン・ズブコフ)、古参兵のカタソーノフ(ステパン・クリロフ)の庇護下で活動している。

前線から後方の幼年学校に送られそうになると、食ってかかって反抗したりして。

戦場で働き、恨みを晴らすことしか考えられない。
ドイツ側への総攻撃を前に、イワンを対岸へ送り込むことになるが。

そのまま終戦へ・・・。

回想シーンの母との穏やかな情景とイワンの明るい笑顔と。


戦後にガリツェフが見出したイワンの険しい表情。

その落差に胸が痛みます。

94分の、語りすぎない時間の中でも十分に見ごたえのある重厚な作品でした。
今、同じような内容の映画を作ると、軽く2時間を超えてしまうに違いない・・・。

1986年に54歳の若さで亡くなったタルコフスキー監督の作品は多くはなく、現在日本でDVDなどで鑑賞可能なのは8作ほどのようです。
私が見たのはたった3作品で、タルコフスキー初心者ですが、もっと若い時にもっとたくさん見ておきたかった・・・。

(キリル文字のつづりを見ると、タルコフスキイ と表記したくなります)
(Тарковский)

クー!

$
0
0
私的ロシア映画祭りは今日でおしまいです。
最後にして異色の、そして私としてはひそかに最高傑作ではなかろうかと思っている作品。

末期とはいえ旧ソ連、こういうナンセンス映画も作っていたのか。
いやいや、きっついアネクドート(小話)でこっそり溜飲を下げていたという国民ではある。

ロシア国内ではカルト的な人気を集めたという

「不思議惑星キン・ザ・ザ」(1986年)

予告編は ここ。


妻に頼まれて買い物に出かけたウラジミール・マシコフ(スタニスラフ・リュブシン)は、ヴァイオリンを持った学生ゲデヴァン(レヴァン・ガブリアゼ)に街角で呼び止められる。
怪しい裸足の男が、自分は異星人だと口走っているという・・・。

で、男の言う空間転移装置のスイッチを、ヴォーヴァおじさんことマシコフが押してしまったせいで、彼とヴァイオリン弾きことゲデヴァンは、砂漠の惑星に飛ばされてしまうわけです。

そこに降りてきた宇宙船。

錆びたブリキでできた銅鐸みたいなそいつから降りてきた宇宙人たち(エフゲニー・レオーノフ、ユーリー・ヤコヴレフ)によれば、そこはキン・ザ・ザ星雲の惑星ブリュク。

かならずしなくてはならない挨拶は、腰をかがめて 「クー!」 と叫ぶというもの。

カタブツの技術者であるおじさんは、最初のうちはキン・ザ・ザの風習になじむことができなくて。

どうしてもしなくちゃいけない、鈴のついた鼻輪にも抵抗があるし(そりゃそうだろうな)。

こんな帽子もしぶしぶだけど。

気がつくと、すっかりなじんでいます。

そして、地下都市で搾取構造の階級社会を垣間見たりしているうちに、仲良くなった異星人のために、一肌脱ぐことになる・・・。

この世界で買収に使える万能な品物は、マッチです。
マッチさえあればたいていのことは融通が効くらしい。
だからキン・ザ・ザに行く機会があったら、大量のマッチ必携です。

資本主義社会を一応批判しているらしいんですが、イデオロギー的にどうの、という感じはまったくしません。
一方でソ連社会を批判しているようでもあるんですが、どうやって規制を免れたんでしょう。
よくまあこんな面白いナンセンスSFを作り、しかもラストでほろりとさせたものである。。。

2013年にはアニメでリメイクされたそうなんですが、この妙な味わいは実写ならではという気が。

というわけで、ロシア映画鑑賞ひとまず終わり。
私にとってのロシア映画BEST3は、
「モスクワは涙を信じない」(1979年)
「12人の怒れる男」(2007年)
「不思議惑星キン・ザ・ザ」(1986年)
で、この中では優劣つけがたいです。
(主流からは外れるなあ ← エイゼンシュタインとか)
普段ロシア映画はあまり見ないので、集中して見るのもいろいろ楽しかった。

(ほかに 「プリズナー・オブ・パワー 囚われの惑星」(2012年) と 「大統領のカウントダウン」(2004年) も見ましたが、あんまりおもしろくなかった・・・)

さて。
お察しの方がいらっしゃるかもしれませんが。

明日からモスクワに行ってきます~。
クー!

(旅のテーマ曲です)



(地下鉄、大丈夫だよね・・・)

ロシアより愛をこめて。

$
0
0
モスクワからの中間報告。

やっぱりロシアにいる以上、これをやらなければ。

というわけで、マット・モンローが歌う
「007/ロシアより愛をこめて」(1963年)
の主題歌を。



クレムリンも見ました。
こちらは
「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル」(2011年) より。


あれを爆破するのはたいへんだあ、という規模の大きな建造物でした。

まだ時差ボケでぼんやりしてますが、今日も元気に観光してきます〜。

(今こちらは朝7時)

帰ってきました。

$
0
0
風雲急を告げる情勢の中、モスクワ4泊6日旅行から帰ってまいりました。
今かなり時差ボケで、長時間フライトのせいでお尻が痛い・・・。

出かける2日前には地下鉄が脱線し、到着した日にはマレーシア航空機が撃墜され、何しろロシア語分かんないもんですから、ホテルのテレビではCNNの放送でアメリカから見た報道をずっと見てたんでした。

とはいえ、モスクワ(多分ロシア全土)では、日々の普通の生活が繰り広げられています。

そんな中、能天気な観光客として、現地在住の弟にすっかり頼りきりで遊んできました。

聖ワシリー寺院には、写真でなじみがあるとはいえ、ホンモノ見るとびっくりします。

この色でこの形のものが、地面から生えてきている。

さらにびっくりするのは地下鉄駅。

これは駅のホームです。右が1番線、左が2番線。
各駅、装飾が凝っている。

ホームが広くて、歩きやすいです。(でも騒音がうるさい)
その中では実にそっけない ルビヤンカ駅 で電車を降り、地上に上がると。

現在修復中の、旧KGB(現FSB 連邦保安庁)本部・・・。

(めざす場所には足場とネットが。 という状況にしばしば出くわす足場女です)

FSB本部の前の、現在花壇になっている広場にあったジェルジンスキーの銅像は撤去されましたが、クレムリンの裏、ボリショイ劇場と道路はさんで反対側のマルクス像は健在です。

地下鉄天井にはレーニンも健在。

(これはどの駅だったか)

モスクワのごはんは美味しかったです。ボルシチ、ピロシキ、ビーフストロガノフ、クワス。
ロシア料理が口に合うらしい。
グルジア料理のレストラン・ナニには、黙ってるとライアン・ゴズリングで、笑うとジョゼフ・ゴードン・レヴィットなイケメンウェイターがいました。


(カメラむけるとポーズをとるよ)

有名料理店カフェ・プーシキンでビーフ・ストロガノフを食べ。

食後のカプチーノの表面に描かれた π の装飾文字を見て、プーチンのプ とか言ってしまった私。
(プーシキンのプ でしょうが。)

おみやげ。
スタバのマグと。

チェブラーシカのマトリョーシカ。

サーカスと美術館に行けなかったのは残念でしたが、コサック・ダンスもバレエも見たし、美味しくて楽しいモスクワ旅行でありました。


(シロウトには突破できないロシア語の分厚くて高い壁を軽々と超え、ツアコンに徹してくれた弟、ありがとう~お疲れ様~)

(Выход(出口) と Вход(入口) の区別がつくころには帰国・・・)

3度寝た

$
0
0
モスクワへ向かうアエロフロートの機内で見た映画です。

行きで4分の3くらいまで見たので、帰りに残りを見ようと思っていました。
帰りの便で、見た部分は早送りして残りはちょっとだけだったのに、3度も寝てしまってなかなか終わりまで見届けられなかったのは、夜の便だったというだけではないと思う・・・。

トーマス・クレッチマンがまたもやドイツ軍将校を演じた、日本未公開のロシア映画

「Сталинград (Stalingrad)」(2013年)

オフィシャルサイトは こちら(英語版 ロシア版)。


第二次世界大戦中の激戦の地となったスターリングラード。

その戦いも終盤を迎えていたが、ドイツ軍の侵攻は続く。


苛酷な戦場で。

5人のソ連兵たちは、カーチャという少女(マリヤ・スモルニコワ)を保護。


一方、ドイツ側のカーン大尉(トーマス・クレッチマン)は。

マーシャという娘(ヤニーナ・ストゥディリナ)に心を奪われる。

えーと、ロシア語で英語字幕だったもんですからディテールはよくわかっていないと思うんですが、ほぼ徹頭徹尾ラブストーリーでした。

戦争の悲惨さ。という描写ももちろんあるんですが。

冒頭は無理やりという感じで東日本大震災から始まるし、どうなんでしょう。
監督のフョードル・ボンダルチュクは、先日DVDで見た
「プリズナー・オブ・パワー 囚われの惑星」(2008年)
の監督でもあるんですが、あれも私にはちょっと。
(ここでレビューするのをやめたくらい)
というわけで、正直言って残念ながらあんまりおもしろくなかったんでした。。。
(でもそのうち日本でもDVDにはなるんじゃないかと)

(トーマス・クレッチマン、20年ぶりにスターリングラードでほぼ主役を張ったというのに・・・)

(ほかのロシア人俳優、名前と顔が一致せず)

ヘタレじゃないイーサン

$
0
0
機内ではほかにも映画を見ましたが、飽きちゃって途中で見るのをやめたのが
「ノア 約束の船」

「ロボコップ」
でした。

「ノア~」 は、1時間以上見たのにあんまりおもしろくならなくて、辛抱しきれずやめました。ローランド・エメリッヒ、どうも最近おもしろく感じられない・・・。
「ロボコップ」 は冒頭10分でギブアップ。
(字幕なしだと、どうも集中できない)

最後まで見たのは

「ゲッタウェイ スーパースネーク」

日本公開は9月です。

オフィシャルサイトは ここ。


ブルガリアの首都ソフィア、クリスマスの日。
危険なテクニックで名を馳せていた元カーレーサーのブレント・マグナ(イーサン・ホーク)は、妻のリアン(レベッカ・マディグ)を誘拐され。

謎の男(口元ですぐわかる、ジョン・ボイト)の電話での指示に従って。


シェルビー・マスタングGT500スーパースネークって、1300万円もするすごい車だそうですが、地下駐車場に停めてあるそれを謎の男の指示に従って盗み、さらに指示通りに街中をとんでもない危険走行。

意図がわからないまま暴走を続けるが。


とある工事現場に停めさせられた時、少女(セレーナ・ゴメス)に銃を突きつけられる。

実は彼女はこの車の持ち主。・・・って、どんなムスメだ。

謎の男は少女も乗せるように指示。
危険なドライブが再び始まり。


少女は何者なのか。

妻を救い出すことはできるのか。
そして、謎の男の目的とは・・・。

という、字幕なしでもたいそうわかりやすいストーリーだったんでした。
要するにカーアクションだけを見せたい映画ですね。

イーサン・ホークがセリフの少ない必死なヒーローで。

私の好きな、情けなくてヘタレな弱虫キャラではなかったのが残念だ・・・。
(この表情はちょっとヘタレかな)

(って、ヘンなファン)

サメだ!

$
0
0
尋常じゃない暑さが恒常化している今日この頃、皆様お元気でしょうか。

お風呂に入るとのぼせて辛いのでシャワーだけにしているのですが、ぬるいシャワーでものぼせます。
シャワーの後は、わきの下によく冷やした缶ジュースを挟んでのぼせ解消。
保冷剤だと冷たすぎるんでした。
(ヘンな格好)

そういう暑さの中で見るべき映画は、やっぱりサメものでしょう。
テレビ東京の午後のロードショーで昨日放送された

「シャークネード サメ台風」(2013年)

アメリカSyfyテレビの番組サイトは ここ。

予告編は ここ。


太平洋上で台風発生、船上にサメ登場、冒頭で犠牲者が。
そのサメの大群は台風の波に乗ってカリフォルニアへ。

海難救助隊のフィン(アイアン・ジーリング)は、海水浴場に押し寄せるサメの危険が内陸に及ぶのを見て、家族を守るために別れた妻の家へ向かったところ、サメはもちろん家の中へもやってくるんでした。

台風が竜巻を起こすのかどうかよくわかりませんが、竜巻に乗ってビルの谷間にもサメ。

シュモクザメもいますね。

カツオやマグロやタイやヒラメの舞い踊りでないのはどうしてなんでしょう。なぜサメだけが?
予想されたことではありますが、サメがヘリコプターを襲ったりする。

巻き上げられた空中で、なぜこんなに元気なんでしょう、サメたち。
ぼんやりしていると襲われます。

そしてお父さんは。

チェーンソーで闘う・・・。

最後の最後まで念入りにC級に仕上げてあって、これはもしかして傑作サメ映画と言えるかも。
期待を全く裏切らない、サメ映画の王道を行くくだらなさでした。

テレビ東京さん、ありがとう。
続編もあるそうなので、来年の夏にはよろしくー。

(8月7日、DVD発売だそうです)
(気がつきませんでしたが、TSUTAYA DISCASでは、すでに1月からレンタルしていました・・・)

(「フライング・ジョーズ」 はつまんなかったよ)

次はやっぱり

$
0
0
いやー 「シャークネード」、おもしろかったですねー。
(淀川長治風)
夏はほんっとにサメだわー。

アメリカで放送された続編も大評判だったようで、放送前からすでにパート3に期待が高まっていたそうです。
てことは、まだサメ竜巻に襲われていないアメリカ主要都市はたくさんあるわけで、もうずーっと続けていただきたい。
飽きるまでやってほしい、シャークネード。

というわけでサメがひとしきり終わったんで、次はやっぱりこちらですね。
 ゾンビ。

WOWOWで特集します。

WOWOWの映画がアツい夏!
 戦慄のホラー100時間![ゾンビ編]

番組サイトは ここ。

昨日WOWOWで予告を放送していて、
 わー、ゾンビだゾンビだ。
と喜んでいたら家人にあきれられました。
 夏にゾンビ。
というのは、腐敗が進みそうでキモチ悪いといえばキモチ悪いかも・・・。
(いやもともと気持ち悪い)

ラインナップは

「ワールド・ウォーZ」

「アンデッド・ウェディング 半ゾンビ人間とそのフィアンセ」

「BEFORE DAWN ビフォア・ドーン」

「カジノ・ゾンビ BET OR DEAD」

「ゾンビ・クエスト」

「ウォーム・ボディーズ」


「ワールド・ウォーZ」 と 「ウォーム・ボディーズ」 しか見ていないのですが、あと見たいのはオランダ映画の
「ゾンビ・クエスト」
ですね。
「アンデッド・ウェディング 半ゾンビ人間とそのフィアンセ」
も、興味があるので録画して見てみます。
半分しかゾンビ化しなかったので、ヒトを食う自分が気持ち悪いと思っているゾンビ、というのがちょっとおもしろそう。
最近はコメディー系のほうが好ましいです。
その意味で 「ウォーム・ボディーズ」 は佳作でした。
反芻できるように録画しなくちゃ。

ゾンビ以外にも季節柄ホラーがいろいろあって、楽しみです。
たまたまテレビつけたら富江。ということがよくあるので、また出くわしてじっくり見たりしそうです。富江。
(今回の放送は深夜から明け方)
(夜中には見たくないなー)

(最近映画館に行かなくなってしまって・・・)
(暑いとやっぱり家でテレビでホラー)

すごいぞフィギュア

$
0
0
あまりの精巧さにびっくりして

「スターリングラード」(2001年) のエド・ハリス様
(← これです)

を購入して以来、ホット・トイズのムービー・マスターズピースには驚かされっぱなしですが、またしばらく見ないうちにいろんなすごいフィギュアが出ていました。

シネマ・トゥデイの

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』マーティが現代に!完璧な仕上がりの公認フィギュアが発売!

という記事からいろいろ見始めたんですが。

マイケル・J・フォックスそっくりの仕上がりもさることながら、付属品にウォークマンがついているよ・・・。

ウルヴァリンのツメは、金属製と生身の両方セット。(白のランニングも)



ロキには、ちゃんと手錠と鎖もついている。


ソーの髪の毛はこうなっているから。

着せ替えは無理かと思ったんですが。

マントの交換は可能。

地味なオジサンのブルース・バナー博士。

ハルクとのセットもあり。

嬉しいのが、コールソン捜査官とか。

(カードもセットに)

アルフレッドという、渋いラインナップ。

(バットマンつき)

そして、驚いたのがこの表情。

人形には見えませんねえ。。。

顔のしわとか毛穴の感じとかまで、細かく再現してあるんでした。

ホットトイズのオフィシャルサイトは こちら。
しばらく楽しんでしまいました~。

バッファーさん出てた。

$
0
0
公開中に、ちらっとですが見に行こうかなーなんて思ったんでした。
でも、ちらっと思っただけで、見なくてもわかるような気がしたのでやめました。
ある一定の年齢以上の映画ファン(たとえば私)を対象にした、ノスタルジーだけで見せる映画なんじゃないかと。
ここのところそういう映画が多いですよね。
なんか足元を見られているような気がするんだな。

ほぼ予想通りでしたが、思った以上にコメディーだった

「リベンジ・マッチ」(2013年)

オフィシャルサイトは ここ。


1980年代に全盛期だった二人の元ボクサー、ヘンリー・“レーザー”・シャープ(シルヴェスター・スタローン)とビリー・“ザ・キッド”・マクドネン(ロバート・デ=ニーロ)。

ライバルだった二人の決着をつける試合の直前にシャープが引退を宣言したために、最後の試合は幻に。
そして30年、シャープはしがない労働者なのに、マクドネンは悠々自適のお金持ち。
ほとんどガキのケンカな発端から、世間の注目が二人に集まり。

お調子者のプロモーター、ダンテ・スレート Jr(ケヴィン・ハート)のおぜん立てで、というかハメられて、30年来の遺恨試合が実現することに。


周囲の心配をよそに、退くに退けなくなった二人は。


老骨にムチ打って、必死のトレーニングを開始。


ついにリングに上がる。

二人の闘いに、決着がつくのか。

・・・と、肉パンチとか生卵とか、随所に 「ロッキー」 & 「レイジング・ブル」 を彷彿とさせるシーンが織り込まれつつ、さらにキム・ベイシンガー演じるサリーを挟んだ、かつての三角関係があって問題をややこしくしかけたりと、これは若い人にはおもしろいんだろうか・・・(見ないだろうな)

アラン・アーキンやLL・クールJが出ていたりと、まあそういう楽しみ方で見たりしたんですが、私の期待はやっぱりこの方。

マイケル・バッファーさんがリングアナをやっているとなれば、そりゃ見ますとも。

(マイク・タイソンとイベンダー・ホリフィールドも出てました)

(ホリフィールドってタイソンに耳をかみ切られた人です ← 耳、確認するの忘れた)

追悼 ロビン・ウィリアムズ

$
0
0
訃報というものは常にショックなものですが、また衝撃的なニュースが。

名優ロビン・ウィリアムズが亡くなりました。
63歳でした。

自殺による窒息が死因とみられるということです。
このところ深刻なうつ病を患っていたそうです・・・。

ハートウォーミングだったりユーモラスだったりする役柄が多かっただけに、つらい話です。



代表作としては、「ミセス・ダウト」(1993年)とか

「グッドウィル・ハンティング/旅立ち」(1997年)

「ジュマンジ」(1995年)

などが挙げられていますが、私は 「ナイト・ミュージアム」(2006年) のルーズベルト大統領(の人形)が好きでした。

あと、声だったけど 「ハッピー・フィート」(2006年) のラブレイスのマイ・ウェイも好きでした。



本当に本当に残念です。

ご冥福をお祈りいたします。。。

劇場公開中でした。

$
0
0
これから公開される映画のスケジュールをチェックしたりしていたら、衝撃の事実が。
先日テレビ放送されて、大いに盛り上がってしまった(局地的に)

「シャークネード」

ですが、ごくごく局地的に劇場公開していました。
新宿シネマカリテ(行ったことないです)で、8月3日、15日(今日だ。現在上映中)と19日、午後9時15分からのレイトショー。

 トンデモ映画 夢の祭典

という、とんでもなく夢のような(悪夢のような) 「アサイラム・フェスティバル」 というのをやっているんでした。

アサフェスのオフィシャルサイトは ここ。


ラインナップは8作品、アルバトロス系のアサイラム映画のチラシやDVDジャケットって、一目でわかるエグさです。

「エアポート2014」

「シャークネード」

「バトル・オブ・アトランティス」

「スリーピング・ビューティー 眠れる森の美女と呪われた城」

「バトル・オブ・バミューダトライアングル」

「ゾンビ・アルカトラズ」

「メガ・シャークVSメカ・シャーク」

「ダイナソー in L.A.」


「シャークネード」、大画面で見られるものなら見たいですねえ。
こんな遅い時間じゃなくて、新宿じゃなくてもっと近くだったら絶対行くのに。

「ゾンビ・アルカトラズ」 にはダニー・トレホが出ているし(ゾンビVSダニー・トレホなのか、ダニー・トレホがゾンビなのか)、「メガ・シャークVSメカ・シャーク」 もちょっと気になっていた・・・。

ま、DVDでもテレビ放送でもテレビ東京の午後のロードショーでも別にかまわない作品群なんですが。

(さらに言えば、別に見なくても)

公式ツイッターもえらく盛り上がっていて、局地的な熱狂的ファンっているんだなあ。と心強く思っているところです。

(アホ映画好きな人って多いのねえ・・・)

「オール・ユー・ニード・イズ・キル」

$
0
0
 青春時代の義理。
・・・というのか、特に好きな俳優というわけではないんですが、リアルタイムでアイドルだったしついつい見てしまいます。
ブラピは気がついたときには 「セブン」 だったし、ジョニデは気がついたときには 「シザーハンズ」 だったし、ちょっと特殊すぎました。
この人の場合、「トップガン」 で 「ハスラー2」 で 「カクテル」 だったりするもんですから、ミーハーだった若いころからどうもついつい・・・
(って、なんか言い訳しているよね)

そんなわけで公開から一か月半もたってしまいましたが、やっと見てきました。

「オール・ユー・ニード・イズ・キル」

オフィシャルサイトは ここ。


謎の侵略者<ギタイ>の攻撃でヨーロッパはほぼ壊滅、人類の滅亡は眼前に迫っていた。
起死回生の作戦前日のロンドン、広報担当のケイジ少佐(トム・クルーズ)は前線取材の拒否をしたことでブリガム将軍(ブレンダン・グリーソン)の怒りを買い。

脱走兵扱いで一兵卒として最前線に送られてしまう。

実戦経験の全くないケイジは、訓練もそこそこに激戦の地へ。

あっけなく戦死・・・の寸前、他とは違うギタイを倒したケイジは。

次の瞬間、再び出撃前日の前線基地へと戻っていた・・・。

何度も同じ戦場に送られ。

斃れては目覚める過酷なループ。
少しずつ戦い方を身につけ、生き延びる時間が長くなっていくうちに、ヴェルダンの女神との異名をとる戦場のカリスマ兵士リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)と出会う。


 目覚めたら私を見つけて。
というリタの言葉に従い、彼女を探すケイジ。

ループ能力と敵の存在との関係を探り。

敵中枢部の破壊のためにケイジはリタの特訓を受け、戦闘能力に磨きをかけて少しずつ前進していく。


そしてケイジとリタは敵の本拠に迫る・・・。

というわけで、
 あ、ゲームでリセットね。
とは思うんですが、そして意表を突くところはまったくない、トム・クルーズ主演作品らしいわかりやすい展開なんですが、目を離せないテンポの良さで、思いのほか面白かったです。

ほぼラスト、そういう接近方法があるんだったら、ひたすら消耗する作戦なんて必要なかったんじゃないか、とも思いましたが。

どうしてもノルマンディー上陸作戦をしたいんだねえ・・・。

(ビル・パクストンも出ていました)

(鬼曹長)

(あ、字幕が不自然、というかこれ訳さなかったら言葉が足りないだろう、というセリフが省略されていました)
(戸田奈津子だった ← トムクルだからしょうがないのか)
Viewing all 957 articles
Browse latest View live