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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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秀作、でも邦題が

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_e0034633_18354752.jpg暑中お見舞い申し上げます。朝っぱらからミンミンゼミの大合唱が始まり、目が覚めた瞬間から暑苦しい毎日です。


数年前までは、
 こんな暑い日は映画館に行くに限る。
とか思っていたのですが、コロナ禍の時期からこっち、家にこもるようになりました。
で、テレビ番組の録画やAmazon Prime Videoで、ドラマや映画を見たりしています。


ずっと気になって見ようと思っていたのですが、日本語タイトルが何だか気恥ずかしくて見ていなかった、ヴィゴ・モーテンセン主演作品


「涙するまで、生きる」(2015年)


Amazon Prime Videoの配信は ここ。


1954年、フランスからの独立運動が戦争へと向かいつつあるアルジェリア。
僻地の学校のたった一人の教師ダリュ(ヴィゴ・モーテンセン)のもとへ
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ある日、殺人容疑で逮捕されたアラブ人のモハメド(レダ・カティブ)が連行されてくる。
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元軍人のダリュは、モハメドを山を越えた町まで裁判のために送り届けるよう、憲兵に命じられてしまう。
モハメドへの復讐をもくろむ被害者の遺族たちからの襲撃を受けたダリュは
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気が進まないながらもモハメドを町へ連れてゆくことに。
モハメドは血の報復の連鎖に自分の家族を巻き込まないため、仇に殺されることなく町に向かい、フランス人の手で処刑されることを願っていた。
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その道のりは、荒涼とした沙漠を進むもの。
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途中、独立運動のゲリラに出くわしたり
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フランス軍による彼らの殲滅の場に立ち会うことになったり
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危険を乗り越える中、二人の間には友情に似た感情が生まれてくる。
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(娼館に連れて行ってやったりもする)
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そしていよいよ町に近づいたとき、ダリュはモハメドに、一つの道を指し示す。。。
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ラストシーン、彼方を歩むモハメドが選ぶ道筋を見届けるダリュがなかなか良かったです。


アルベール・カミュの短編の映画化、原題は「Loin des hommes」。
意訳だと 人里離れたところ とか、そんな感じでしょうか。
新潮文庫の「転落・追放と王国」には、「客」というタイトルで収録されているそうです。
どうして映画の邦題はこうなってしまったんでしょうね。
(客 もそっけないけど)


内容的にはしぶい文芸作品で、地味ながらも感動的な映画に仕上がっていると思うのですが、タイトルで食わず嫌いになってしまいそうでもったいない。
(実際、私がそうでした)


最近、ヴィゴの作品をあまり見ていなくて、考えてみると「グリーンブック」(2019年)以降のものは未見だったのでした。
「フォーリング 50年間の想い出」(2021年)
「13人の命」(2022年)
「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」(2023年)
が配信されているので見てみようかな。


(マッツ祭りはちょっと休憩)





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