「HHhH」でローラン・ビネがクセになり、図書館で「言語の七番目の機能」(高橋啓 訳 東京創元社)
を借りて読んでいます。
それがなかなか進まない。
記号論の思想家ロラン・バルトの死がテーマなのですが、わりかし好きな分野で気になる実在の人物がどんどん出てくるので、いちいちそれに引っかかって調べながら読むから時間がかかっています。
図書館の返却期限までに読み終われるか、私。
妙にアタマが疲れてしまい、ちょっとほんわかしたくて、録画しておいた映画を見てみることにしました。
まず、ティルダ・スウィントンとイドリス・エルバ共演ということで楽しみにしていたのに、近場に来てくれなかった
「アラビアン・ナイト 三千年の願い」(2022年)
オフィシャルサイトは ここ。
WOWOWの放送でした。番組サイトは ここ。
神話やおとぎ話を専門に研究する英国人学者のアリシア(ティルダ・スウィントン)。
出張先のイスタンブールで、ガラスの小瓶が気に入って
ホテルの部屋で洗ってみたら
瓶からデカいおっさんが出てきた!
適正サイズに縮んだその男は、おとぎ話の例の魔人<ジン>と名乗り、願いを言えと迫る。
そっちが専門のアリシアは、絶対落とし穴があるから願い事なんかかなえてほしくないと逃げ回り
どうしても3つの願いをかなえなければならないジンは、自分の身の上を語り始める。
それは、三千年にわたって真実の愛を探し求める旅路だった。。。
予告編で見た感じでは、コメディタッチのドタバタしたお話が続くのかと思っていたんですが、わりとエロチックな場面もある深刻なラブストーリー。
ほだされたというか、情が移ったというか、アリシアはついに願いを伝えてロンドンの自宅にジンを連れ帰り
ジンの願いをもかなえ
そしてめでたしめでたし。。。
という、大人のファンタジー・ロマンス。どっぷり恋愛映画でした。
それはそれでいいのですが、私が見たかったものと違う。
で、もう一作見てみることに。
ベネディクト・カンバーバッチが、19世紀末から20世紀初めにかけ、イギリスで人気を博したネコ専門のイラストレーター、ルイス・ウェインを演じた
「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」(2021年)
オフィシャルサイトは ここ。
こちらもWOWOWの放送でした。
番組サイトは ここ。
ヴィクトリア朝時代のイギリス。
上流階級に生まれたルイス・ウェイン(ベネディクト・カンバーバッチ)は、早くに父を亡くし、イラストレーターとして母と5人の妹との家計を支えている。
かつかつの家計の中で、妹たちのために家庭教師を迎え
その女性エミリー(クレア・フォイ)と恋に落ち、周囲の反対を押し切って結婚。
郊外の屋敷での、ネコも交えた幸せな生活は短く
エミリーは病に倒れる。
妻を慰めるためにネコのピーターの絵を描き始めたルイス。
そして妻亡き後の孤独も
妻に勧められたとおり、ネコの絵を描くことで紛らわせていく。
かねてよりルイスの才能を買っていた、イラストレイテッド・ロンドン・ニュースの経営者ウィリアム・イングラム卿(トビー・ジョンソン)は、ルイスのネコの絵を世に出すことに。
擬人化されたユーモラスなネコのイラストは大評判となり
ルイスは成功を収めたかに見えた。。。
もともと電流や雷が大好きで、奇矯な言動が多かったルイスの精神はどんどん変調をきたしていきます。
(この映画の英語タイトルは、実に「THE ELECTRICAL LIFE OF LOUIS WAIN」)
金銭感覚も乏しく、プロモーターに騙されたりして生活も困窮したものの、彼のための基金が設立されてようやく良い環境の精神科病院に入ることができ、最晩年は不幸ではなかったようでよかった。。。
という映画だったのですが、ほのぼの和むという内容ではなかった。
ルイス・ウェインが痛々しかった。
いや、そもそも私、ルイス・ウェインのネコの絵、実はあんまり好きじゃなかったんですね。
かわいいのかコワいのか、微妙な感じです。
とはいえ、ラストシーンはしみじみと物悲しくて
少しは気分が落ち着いたかなあ。
(その後はドラマ鑑賞に時間がかかっています)
(新しい番組のつまみ食いをしたりして、なかなか忙しいです)
を借りて読んでいます。
それがなかなか進まない。
記号論の思想家ロラン・バルトの死がテーマなのですが、わりかし好きな分野で気になる実在の人物がどんどん出てくるので、いちいちそれに引っかかって調べながら読むから時間がかかっています。
図書館の返却期限までに読み終われるか、私。
妙にアタマが疲れてしまい、ちょっとほんわかしたくて、録画しておいた映画を見てみることにしました。
まず、ティルダ・スウィントンとイドリス・エルバ共演ということで楽しみにしていたのに、近場に来てくれなかった
「アラビアン・ナイト 三千年の願い」(2022年)
オフィシャルサイトは ここ。
WOWOWの放送でした。番組サイトは ここ。
神話やおとぎ話を専門に研究する英国人学者のアリシア(ティルダ・スウィントン)。
それは、三千年にわたって真実の愛を探し求める旅路だった。。。
ほだされたというか、情が移ったというか、アリシアはついに願いを伝えてロンドンの自宅にジンを連れ帰り
それはそれでいいのですが、私が見たかったものと違う。
で、もう一作見てみることに。
ベネディクト・カンバーバッチが、19世紀末から20世紀初めにかけ、イギリスで人気を博したネコ専門のイラストレーター、ルイス・ウェインを演じた
「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」(2021年)
オフィシャルサイトは ここ。
こちらもWOWOWの放送でした。
番組サイトは ここ。
ヴィクトリア朝時代のイギリス。
上流階級に生まれたルイス・ウェイン(ベネディクト・カンバーバッチ)は、早くに父を亡くし、イラストレーターとして母と5人の妹との家計を支えている。
そして妻亡き後の孤独も
もともと電流や雷が大好きで、奇矯な言動が多かったルイスの精神はどんどん変調をきたしていきます。
(この映画の英語タイトルは、実に「THE ELECTRICAL LIFE OF LOUIS WAIN」)
金銭感覚も乏しく、プロモーターに騙されたりして生活も困窮したものの、彼のための基金が設立されてようやく良い環境の精神科病院に入ることができ、最晩年は不幸ではなかったようでよかった。。。
という映画だったのですが、ほのぼの和むという内容ではなかった。
ルイス・ウェインが痛々しかった。
いや、そもそも私、ルイス・ウェインのネコの絵、実はあんまり好きじゃなかったんですね。
かわいいのかコワいのか、微妙な感じです。
(その後はドラマ鑑賞に時間がかかっています)
(新しい番組のつまみ食いをしたりして、なかなか忙しいです)