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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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不死身にもほどがある

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_e0034633_14073107.jpg弾みがつくと立て続けに見てしまうもので、このところ配信での映画鑑賞が続いています。また寒くなったので、動くのが億劫なこともあり。
ぬくぬくと温かいものを飲んだりしながら、あれこれ見ています。


で、前回の記事ではギリシャ映画をご紹介しましたが、今度はずーっと北に行って、フィンランド映画。
あまりの凄さについ笑ってしまった、ランボーを超えるワンマン・アーミー。
公開時のコピーは、
 世界一幸せな国フィンランドの、爆風マッド・エンターテインメント


「SISU 不死身の男」(2023年)


オフィシャルサイトは ここ。


Amazon Prime Videoは こちら。




1944年、ソ連軍とナチスに国土を荒らされつくしたフィンランド。
凍てつく荒野を旅する、元兵士のアアタミ・コルピ(ヨルマ・トンミラ)と愛犬のウッコは
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探し求めていた金鉱を発見。
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しかし、ほとんどならず者集団と化したナチスの戦車隊に見つかってしまう。
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ブルーノ中尉(アクセル・ヘニー)は、アアタミを殺して金塊を奪い、確実となった敗戦まで雲隠れすることをもくろむ。
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アアタミが持つ武器は、ツルハシと
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<SISU>(フィンランド語で あきらめない心)のみ。
相手の武器だろうが落ちているモノだろうが何でも駆使して
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(地雷を投げた)
アアタミは生き延びるために戦い抜く。
彼こそは、かつてソビエトとの冬戦争で家族を殺された際、たった一人で300人のソ連兵を殺した、伝説の特殊部隊員だったのだ!!


というわけで、地雷原を捕虜の女性たちに先導させるような卑劣な連中を相手に
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身をひそめ
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逃げるためには己に火を放ち
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首をくくられても
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死なないのである。
スプラッタ映画並みの大流血が繰り広げられ、飛行機の場面なんて、「ミッション・インポッシブル」のトム・クルーズ超え。
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あらゆる<おっさんアクション映画>をはるかに超えるハードなアクションで、あまりにも不死身なんで、もう笑うしかないです。


ロケ地は「雪の女王」が住んでいるという極寒の地ラップランド。
ハードな撮影だったようですが、主役のヨルマ・トンミラはよく頑張ってた。
(水の中とか、泥の中とか)
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「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」(2014年)で、少年ハンターのお父さんを演じていました。
で、少年ハンター・オスカリ役のオンニ・トンミラは、すっかり大きくなって
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右端の戦車兵です。
セリフは一回だけあったかな。


捕虜の女性たちが、実はなかなか見せ場を作ってくれる。
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なんだかマカロニ・ウェスタンみたいでした。
ラストシーンも、なんとなくクリント・イーストウッドっぽい。
ウッコは実生活でもヨルマ・トンミラの愛犬で、予告編のビデオにもありますが
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いや本当に、ほっとしました。


(ヨルマ・トンミラは、武勇伝の多い俳優さんのようで)
(日本でいえば…田中泯さん?)

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