
が、とんでもなく怖かった。
なんだかわけがわからないうちに執拗に追いかけてくるトレーラーの運転手、顔が出ず手足がわずかに画面に映るだけなので、トレーラーに意志があって追いかけてくるみたいなのです。
デカいですからね。怪獣に追いかけられているみたいです。
あおり運転 という言葉もない頃でした。
あおる側もあおられる側も人間で、それぞれ感情がある。
誰もがイライラしている今の時代のあおり運転映画
「アオラレ」(2020年)
オフィシャルサイトは ここ。
美容師のレイチェル(カレン・ピストリアス)は朝寝坊をし、息子のカイル(ガブリエル・ベイトマン)を遅刻させてしまいそうでイライラ。

その車を運転する男(ラッセル・クロウ)は



ガソリンスタンドで携帯を奪って、レイチェルの不倫相手(ジミ・シンプソン)との待ち合わせの場に乗り込み




レイチェルはカイルを連れて入院中の母親の留守宅に向かい

男も確かに危険人物ですが、レイチェルもレイチェルで、キレやすいしだらしない。
職場を解雇され、夫と離婚調停中と不運続きではありますが、見ていてあんまり同情できなかった。
あのまま何もなく過ごしていたら、むしろ「あおる」側にもなりかねないタイプのようでした。
息子のカイルが賢い子で、母親に目を光らせている様子なので、しばらくは自重できそうですね。
クラクションを鳴らすのも我慢していましたし。
映画的にはもうひとつ、といった感じでしたが、ラッセル・クロウが大迫力で、とにかく怖い。
これ、公開時のキャッチコピーですが

かなりの重量級になっていましたので、この後体重を落としたりしただろうか、と見てみたんですが、公開中の「ソー:ラブ&サンダー」のゼウスがこれで

1月の写真がこれですから

役作りとかいろいろあるんでしょうけど、絞ればもっとかっこいい(はずだ)のに惜しいですね。
(年齢的に、少し体重を落としたほうが健康的なんでは)
(自分もだ)