久しぶりに映画館で鑑賞してから1か月もたってしまいました。そのころはやや下火になっていたコロナ状況も、また予断を許さない厳しいものになっていて、再び映画館が遠のいてしまったような気がする今日この頃。
そもそも劇場で見たい映画は主に洋画なので、ハリウッド作品の公開が延期されている昨今、見たい映画が映画館にかかっていないんですよね。寂しいわあ。
海外では昨年春に公開済み、不思議なことにお膝元ともいえるアメリカでは限定公開、イギリスでは配信のみだった
「博士と狂人」
オフィシャルサイトは ここ。
1872年、ロンドンの裏町。
アメリカ人の元エリート軍医マイナー(ショーン・ペン)は、自分を狙う男に追われているという妄想におびえ、6人の子を持つ罪のない市民メレットを射殺してしまう。
マイナーは精神病院に収監。
しかし、事故で重傷を負った看守の一人の命を助けたこともあり、書物を与えられるなど、待遇が改善されることになる。
一方、貧しい生まれながら独学で言語学者となったマレー博士(メル・ギブソン)。
上流階級出身の学者たちの面倒な人間関係の中にありながら、オックスフォード大学で進められていた辞書編纂プロジェクトの責任者となることが決定。
英語のあらゆる単語を、語源や引用を含めて網羅する壮大な構想は、困難を極めることになる。
一般からの協力も仰ぐようになり、ある謎の人物から膨大な資料が送られてきて。
その正体を突き止めたマレーは、収監中のマイナーを訪ね、意見を求めるようになる。
二人の間に友情が芽生え、辞書の編纂も軌道に乗ったように見えたが、マイナーの病状が悪化。
マレーも大学側から職を解かれる危機に陥る。
大辞典の編纂はこのまま頓挫してしまうのか。。。
企画から初版刊行まで実に70年を費やしたオックスフォード英語大辞典(OED)の誕生秘話。
マイナーの妄想の原因となった南北戦争中の出来事が徐々に明らかになり
殺害されたメレットの未亡人イライザ(ナタリー・ドーマー)が、マイナーとやがて心を通わせていく過程が描かれていきます。
同僚を助けてもらったことで、マイナーに敬意を抱いている看守のマンシー(エディ・マーサン)が、味のあるキャラクターとして脇を締めていました。
マレー博士のもとで編纂を行うスタッフの一人に、ヨアン・グリフィズが。
久々に大画面でヨアンを見たよ。
同行した友人は最後までショーン・ペンとメル・ギブソンが出ていると気づかず、私は私でショーン・ペンが博士でメル・ギブソンが狂人を演じるに違いないと当初思い込んでいたので、二人とも配役に驚いたのでした。
でもショーン・ペンだからこそ、狂気が真に迫っていたのではないかと納得。
(ヒゲの中に顔があると判別しにくいのは確か)
ラブストーリーの要素が強くなっていく後半の展開とか、オチをつけるのは結局ウィンストン・チャーチル(ブレンダン・パトリック)であったりすることに(黄門様かい)いささか違和感を覚えましたが、物語としてはよくまとまっていて面白かったです。
いつも凝りすぎるメル・ギブソンが20年間温めていた企画ということなのですが、追加撮影だの予算だので制作会社と揉め、裁判沙汰にまでなり、監督も降ろされた格好になって(別名義で継続)、公開も縮小されてしまったそうなのでした。
原作はベストセラーだったしこの顔ぶれだし、その割にはあまり話題になっていなかったのは、そういうことだったのね。
(次に映画館で見るのは、「ワンダーウーマン」かなあ)
(今年劇場で見たのは、今のところ4本。前年同期比20%。あららー)
そもそも劇場で見たい映画は主に洋画なので、ハリウッド作品の公開が延期されている昨今、見たい映画が映画館にかかっていないんですよね。寂しいわあ。
海外では昨年春に公開済み、不思議なことにお膝元ともいえるアメリカでは限定公開、イギリスでは配信のみだった
「博士と狂人」
オフィシャルサイトは ここ。
1872年、ロンドンの裏町。
アメリカ人の元エリート軍医マイナー(ショーン・ペン)は、自分を狙う男に追われているという妄想におびえ、6人の子を持つ罪のない市民メレットを射殺してしまう。
しかし、事故で重傷を負った看守の一人の命を助けたこともあり、書物を与えられるなど、待遇が改善されることになる。
一方、貧しい生まれながら独学で言語学者となったマレー博士(メル・ギブソン)。
企画から初版刊行まで実に70年を費やしたオックスフォード英語大辞典(OED)の誕生秘話。
マイナーの妄想の原因となった南北戦争中の出来事が徐々に明らかになり
同僚を助けてもらったことで、マイナーに敬意を抱いている看守のマンシー(エディ・マーサン)が、味のあるキャラクターとして脇を締めていました。
同行した友人は最後までショーン・ペンとメル・ギブソンが出ていると気づかず、私は私でショーン・ペンが博士でメル・ギブソンが狂人を演じるに違いないと当初思い込んでいたので、二人とも配役に驚いたのでした。
でもショーン・ペンだからこそ、狂気が真に迫っていたのではないかと納得。
(ヒゲの中に顔があると判別しにくいのは確か)
ラブストーリーの要素が強くなっていく後半の展開とか、オチをつけるのは結局ウィンストン・チャーチル(ブレンダン・パトリック)であったりすることに(黄門様かい)いささか違和感を覚えましたが、物語としてはよくまとまっていて面白かったです。
いつも凝りすぎるメル・ギブソンが20年間温めていた企画ということなのですが、追加撮影だの予算だので制作会社と揉め、裁判沙汰にまでなり、監督も降ろされた格好になって(別名義で継続)、公開も縮小されてしまったそうなのでした。
原作はベストセラーだったしこの顔ぶれだし、その割にはあまり話題になっていなかったのは、そういうことだったのね。
(次に映画館で見るのは、「ワンダーウーマン」かなあ)
(今年劇場で見たのは、今のところ4本。前年同期比20%。あららー)