
そもそも劇場で見たい映画は主に洋画なので、ハリウッド作品の公開が延期されている昨今、見たい映画が映画館にかかっていないんですよね。寂しいわあ。
海外では昨年春に公開済み、不思議なことにお膝元ともいえるアメリカでは限定公開、イギリスでは配信のみだった
「博士と狂人」
オフィシャルサイトは ここ。
1872年、ロンドンの裏町。
アメリカ人の元エリート軍医マイナー(ショーン・ペン)は、自分を狙う男に追われているという妄想におびえ、6人の子を持つ罪のない市民メレットを射殺してしまう。


しかし、事故で重傷を負った看守の一人の命を助けたこともあり、書物を与えられるなど、待遇が改善されることになる。

一方、貧しい生まれながら独学で言語学者となったマレー博士(メル・ギブソン)。







企画から初版刊行まで実に70年を費やしたオックスフォード英語大辞典(OED)の誕生秘話。
マイナーの妄想の原因となった南北戦争中の出来事が徐々に明らかになり



同僚を助けてもらったことで、マイナーに敬意を抱いている看守のマンシー(エディ・マーサン)が、味のあるキャラクターとして脇を締めていました。



同行した友人は最後までショーン・ペンとメル・ギブソンが出ていると気づかず、私は私でショーン・ペンが博士でメル・ギブソンが狂人を演じるに違いないと当初思い込んでいたので、二人とも配役に驚いたのでした。
でもショーン・ペンだからこそ、狂気が真に迫っていたのではないかと納得。
(ヒゲの中に顔があると判別しにくいのは確か)
ラブストーリーの要素が強くなっていく後半の展開とか、オチをつけるのは結局ウィンストン・チャーチル(ブレンダン・パトリック)であったりすることに(黄門様かい)いささか違和感を覚えましたが、物語としてはよくまとまっていて面白かったです。
いつも凝りすぎるメル・ギブソンが20年間温めていた企画ということなのですが、追加撮影だの予算だので制作会社と揉め、裁判沙汰にまでなり、監督も降ろされた格好になって(別名義で継続)、公開も縮小されてしまったそうなのでした。
原作はベストセラーだったしこの顔ぶれだし、その割にはあまり話題になっていなかったのは、そういうことだったのね。
(次に映画館で見るのは、「ワンダーウーマン」かなあ)
(今年劇場で見たのは、今のところ4本。前年同期比20%。あららー)