7月6日に作曲家エンニオ・モリコーネが亡くなったというニュースを見て、ああ、巨匠が次々去っていくなあ、という感をまた新たにしました。映画音楽デビューは1961年、代表作の一つ
「荒野の用心棒」（1964年）
から、アカデミー賞作曲賞受賞作
「ヘイトフル・エイト」（2015年）
まで半世紀以上にわたり、映画音楽の第一人者であり続けた巨星もついに墜ちました。
91歳でした。
数日前の転倒による大腿骨骨折から感染症を発症して亡くなったとのこと。
トシヨリが転んでケガをすると致命傷になりかねない。
（母によく言っておこう）
本当に残念です。
モリコーネの作曲した全曲を列挙すると大変な騒ぎになるので控えますが、せめて私が見た映画だけでも列挙・・・するのも面倒なので控えることにして、いわゆる代表作は
1960年代 マカロニ・ウエスタン「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」
1970年 「真昼の決闘」
1978年 「天国の日々」アカデミー賞ノミネート
1984年 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」
1986年 「ミッション」アカデミー賞ノミネート
1987年 「アンタッチャブル」 グラミー賞受賞、アカデミー賞ノミネート
1989年 「ニュー・シネマ・パラダイス」
1991年 「バグジー」アカデミー賞ノミネート
1998年 「海の上のピアニスト」
2000年 「マレーナ」アカデミー賞ノミネート
2015年 「ヘイトフル・エイト」アカデミー賞受賞
どの作品も、音楽を聴くと場面が浮かんできます。
（ロバート・デ＝ニーロ出演率、高いですね）
2006年には、アカデミー特別功労賞を受賞しています。
意外というかおもしろいのは、
「オルカ」（1977年）「エクソシスト2」（1977年）「エーゲ海に捧ぐ」（1979年）「遊星からの物体X」（1982年）「ザ・シークレット・サービス」（1993年）「ミッション・トゥ・マーズ」（2000年）
といった、へぇー という感じの作品も手掛けていること。
いや、懐かしいな、「オルカ」。
（まあ、「荒野の用心棒」だって、いわばB級）
さらに、個人的に名作と思っている、「ステート・オブ・グレース」（1990年）や「U.N.エージェント」（2008年）もモリコーネであった、ということを今知りました。
何とも多作な作曲家でありました。
ご冥福をお祈りいたします。