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デンマークのミステリー・シリーズ、「特捜部Q」の映画化第4弾。レンタルしてみようかな、と思っていたら、早くもWOWOWで放送されました。待っていてよかった。
(というか、気づいたのが遅くて)
コペンハーゲンのいつもながら寒そうな風景が、いくらか涼を運んでくれるでしょうか。
「特捜部Q カルテ番号64」(2018年)
予告編は ここ。
WOWOWの番組案内は ここ。
コペンハーゲン警察の未解決事件捜査チーム「特捜部Q」が結成されて5年。
相変わらずいつも不機嫌なカール・マーク(ニコライ・リー・コス)を中心に
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正体不明だけど素晴らしく有能なアサド(ファレス・ファレス)と、複雑な背景をもつローセ(ヨハンネ・ルイーゼ・スミット)の3人組は健在。
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と思いきや、アサドは移動するようです。
推薦状の内容が冷たすぎると、彼はカールに泣きついている。
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2行くらいしか書いていないみたい。カールらしい。
そんな折、とあるアパートの隠し部屋から、三体のミイラ化した遺体が発見される。
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そのうち一人が身に着けていたのは、恋のお守りの鍵。
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三人の共通点は、かつてデンマークに存在した、素行に問題があると思われた少女たちの収容施設。
1961年、恋人から引き離され島の施設に入れられた少女。
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そこで起きた虐待の数々。
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その中心となったのは、今では不妊治療の分野で著名となった医師クルト・ヴァズ(アンデルス・ホーブ)だった。
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殺された人々の共通点の鍵となる彼の周辺をカールとアサドは探り始めるが
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相手は地位のある人物、上司からくぎを刺され
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証拠書類を手に入れた途端、襲撃を受けたり
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重要証人も襲われる。
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ローセにこんな思いをさせてはいけない。。。
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そしてアサドの知り合いも巻き込まれ
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殺人犯を追うだけでなく、もっと大きな闇の力にカールもアサドも翻弄される。。。
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最後のほうでアサドのそばで爆睡しているカール・マークのおっさん臭さというか居汚さというか、まさしくカール・マークらしくて、原作を読んでいてもニコライ・リー・コスの顔しか浮かびません。
アサドとローセは最初は少し違う感じがしましたが、やっぱり今ではファレス・ファレスとヨハンネ・ルイーズ・スミットで決まりです。
原作とストーリー展開はかなり違いますが、映画として考えるとこれはこれで良し。
特に、後味が悪くなく終わるところがありがたいです。
そして作品全体の緊張感。
今作はシリーズ中でも出色の作品といえましょう。
デンマークのアカデミー賞ロバート賞に9部門ノミネートされ、ファレス・ファレスが助演男優賞を受賞しました。
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この作品だけ見ても面白いです。
かなり寒そうな景色と一緒に楽しめます(というものでもないような)