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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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メロドラマ。

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この作品の原作を初めて読んだのはまだ小学生の時でした。
わかんない部分も多すぎましたが、後半の展開で
 これがメロドラマというやつか。
と、妙に感動したものです。

美人じゃなくて身寄りもないヒロインが大恋愛の末に玉の輿に、しかし運命は暗転。彼には気の狂った妻が。
さまよった果てに救ってくれた人々は実は身内、そして会ったこともない叔父の莫大な財産を相続、恋人と再会してハッピーエンド。

・・・という、大判小判がざっくざく。 という物語、今にして思えばありえない・・・。(昔の少女マンガみたいだ)

苦笑交じりながら、だけど時々こういう作品も見ちゃいます。

「ジェーン・エア」(2011年)

WOWOWの放送でした。
番組サイトは ここ。

オフィシャルサイトは ここ。


ジェーン・エア(ミア・ワシコウスカ)は、両親を亡くして引き取られた伯父の家で、厳格な伯母(サリー・ホーキンズ)に疎まれ。

さらに厳しい寄宿学校へ。
卒業後、教師として自立したジェーンは、ソーンフィールド館の家庭教師として学校を離れる。

生徒のアデール(ロミー・セトボン・ムーア)と、館の家政婦頭フェアファックス夫人(ジュディ・デンチ)と過ごす、平和な毎日。


3カ月後、アデールの後見人で館の主のロチェスター(マイケル・ファスベンダー)が館に戻ってくる。
彼は気難しくぶしつけで、ジェーンに容赦ない質問を浴びせる。

妙な駆け引きをするややこしい男なんですが。

どういうわけか親子ほどの年の差の二人は惹かれあっていく。

愛があれば年の差なんて、そして身分の差なんて。

そして幸せの絶頂で。

彼には妻が!!!
(どういうつもりだったんだろうな、ロチェスター)
館を飛び出したジェーンを拾ってくれた牧師のセント・ジョン(ジェイミー・ベル)とその妹たち。


やがてジェーンは亡くなった伯父の遺産を相続。
さらにセント・ジョンにまでプロポーズされる。

しかしその時、ジェーンを呼ぶ声が・・・(超常現象)

ロチェスター氏は不細工である、と原作に書いてあったんですが、マイケル・ファスベンダーではいい男すぎる。

ティモシー・ダルトンやウィリアム・ハートというロチェスターもいましたが、ロチェスター的にはオーソン・ウェルズだったな。
目の保養という意味ではマイケル・ファスベンダーはいいですね。

(ひげもじゃ)
ジェーンは、ミア・ワシコウスカの子供っぽくて貧相な(ごめん)身体つきと、顔色の悪い感じがジェーン・エアっぽくてよかったです。

(ジョーン・フォンテインは美人で豊満だった)

衣装とか景色とか、画面がとてもきれいでした。
成長してからのジェーンを中心にした構成になっている演出も見やすかったです。
ジェーン・エア映画の中ではいちばんよくできているのでは。

(だけどやっぱり、ばりばりメロドラマ・・・いやゴシック・ロマンっていうのか)

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