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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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きっとおもしろい

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1960年代の戦争大作の一つで、
「パリは燃えているか」(1966年)
という作品があります。
米仏合作映画で、監督はルネ・クレマン、出演はジャン=ポール・ベルモンド、シャルル・ボワイエ、グレン・フォード、アラン・ドロン、カーク・ダグラス・・・という、いわゆる オールスター・キャスト な映画。
NHKで放送したのを、ずっと昔に見るともなく見たような・・・。

という程度なんですが、先月図書館で原作を借りて読んでみました。
すごく面白かった。

1944年、ナチスドイツ占領下のパリでは連合軍による解放を前にして、敵の手にパリを渡すくらいなら木端微塵に破壊してしまえ、とのヤケクソなヒトラーのパリ爆破命令が実行されようとしていたんでした。
それがいかに回避されたか、といういきさつを連合軍・ドイツ軍・パリ市民・レジスタンスそれぞれの視点で描いたノンフィクション大作です。

(上下巻 ラリー・コリンズ&ドミニク・ラピエール著 ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース)

そのドラマの中で、パリ駐留ドイツ軍司令官として爆破計画の指揮をとらねばならないフォン・コルティッツ将軍と、パリの破壊を食い止めようとコルティッツを説得にやってくる中立国スウェーデンの総領事ノルドリンクに焦点を絞った映画が、来月公開されます。

「パリよ、永遠に」

オフィシャルサイトは ここ。

フォン・コルティッツ将軍を演じるのは、「戦火の馬」(2011年) でエミリーという女の子のお祖父さんを演じたニエル・アレストリュプ。
そしてノルドリンクは、「アメリ」(2001年) のナレーションだったアンドレ・デュソリエが演じます。

「パリは燃えているか」 のノルドリンク(オーソン・ウェルズ)とフォン・コルティッツ(ゲルト・フレーベ)。

舞台の映画化ということで、登場人物も少なめだし上映時間も83分と凝縮されています。
(「パリは~」 は175分だったからな~)

3月7日、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマなど全国ロードショー。
地味な感じだけど、楽しみです。

(これは絶対に見るぞー)

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