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「エクソダス : 神と王」

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この数年、製作を含めるとえらく多作ですが、監督作品は年に一作くらいみたいです。
リドリー・スコット。

彼の作る史劇は規模が大きくて見ごたえがあるので、これはぜひ見たかった。
「ロビン・フッド」(2010年)
以来ですね。
その前は2005年の 「キングダム・オブ・ヘブン」、そして傑作 「グラディエーター」(2000年)。

4作目の大作史劇は旧約聖書に題材をとったスペクタクル

「エクソダス : 神と王」

オフィシャルサイトは ここ。


紀元前13世紀、ヘブライ人が400年にわたって虐げられているエジプト。
王子ラムセス(ジョエル・エドガートン)と兄弟同様に育てられたモーゼ(クリスチャン・ベイル)は。

ラムセスをしのぐ人望と武勇で、王セティ(ジョン・タートゥーロ)の信頼も厚い。


ラムセスの母・王妃トゥーヤ(シガニー・ウィーバー)の差し金でその出自の秘密が明かされ、モーゼは追放の身に。

落ち延びた地で幸せに暮らすものの。

同胞のヘブライ人をくびきから解き放つため、モーゼは再びエジプトに向かう。。。

というわけで、1956年のチャールトン・ヘストン主演、セシル・B・デミル監督作品 「十戒」 でおなじみのストーリー展開ですが、さすが映像技術の進歩、モーゼを援護射撃する神による10の奇跡は迫力でした。
巨大ワニの群れがヒトを襲うシーンはまるでサメ映画。
そしてナイルは血に染まり。

カエルの群れが王宮の寝室にも押し寄せ。

腐肉にたかる蛆虫から、アブの大量発生。
人々は疫病に侵されてばたばた倒れ、皮膚病が蔓延。
ゴルフボール大の雹が降るし。

さらにイナゴが大発生、作物は荒らされて飢饉に。
そしてエジプト人の長子は全員命を落とす・・・。

・・・と、怒涛のパニック映画です。
さらに竜巻が襲い。

例の紅海横断の場面では、大波が軍勢を飲む。。。

サメ、パンデミック、ディザスター・ムービーの要素満載、あとは隕石とエイリアンの襲来がないだけでした。
そういう意味では迫力満点の映画でした。
軍勢がガケから落ちるところも迫力満点、地響きが伝わってきた。
3Dで見ればよかったかも・・・。

ストーリー的には 皆様おなじみの という感が強くて意外性がないせいか、あんまり盛り上がらなかった気がします。
異教徒の私にはよくわからない部分も多いし。

そんな中で、神様のお告げを持ってくるのが、えらそーなコドモだったのは面白かったです。

(だけどリドリー・スコット的にはちょっと物足りなかったなあ・・・)

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