Quantcast
Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
Viewing all articles
Browse latest Browse all 957

「LUCY ルーシー」

$
0
0
最近、リュック・ベッソンというと

 ヨリを戻したい元妻との間の娘が誘拐などの厄介ごとに巻き込まれたりする、凄腕工作員ながら今は巻き返しを図ろうと努力中のかつてのダメ親父
(「96時間」シリーズ & 「ノーリミット」)

というのが多いような気がして、本人の私生活の反映なのかな。と思ったりしていました。
(元カノとの間に娘がいるらしいし)

でもそのあたりの作品は製作とか脚本で、彼の監督作品で最近見たのは
「マラヴィータ」(2013年)
くらいだった。

レビューを見るとずいぶん評価が分かれている、

「LUCY ルーシー」

オフィシャルサイトは ここ。


台北滞在中のアメリカ人大学生ルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、最近知り合った男に頼まれた荷物を届ける羽目になり。

おっかない韓国系のマフィア(チェ・ミンシク)の手に落ちて。

気がつくとお腹に傷跡が。

新種の強力な麻薬を腹部に仕込まれて、運び屋にされていた。
しかし体内で袋が破れ、大量の薬物が吸収されて、ルーシーの脳に異変が。
覚醒したルーシー。

おりしも、パリの大学で人間の脳の働きについて発表している脳科学者のノーマン博士(モーガン・フリーマン)。

人間の脳は10%しか使われておらず、その使用範囲が多くなった場合の仮説を展開する博士に、ルーシーはコンタクトを図る。
彼女の脳は暴走し、電波に侵入してタダで電話するし髪の毛や目の色も自由自在だし。

サイコキネシスでポルターガイストだし、痛みも感じないし感情もない。
いつでもどこでも、データベースに侵入。

韓国マフィアの追っ手を排除し、博士のもとにたどり着くために、フランス警察のデル・リオ警部(アムール・ワケド)と行動を共にして。


ノーマンらの手でルーシーは100%の覚醒を遂げようとする・・・。

90分足らずの手ごろな長さで、リュック・ベッソンらしくスピーディーな展開。
そこに盛り込むにはちょっとスケールの大きすぎるテーマだったような気もしますが、こういうSFも作りたかったんだなあ、と。
批判も多いですが、私はわりと好きです。

アーサー・C・クラークの 「幼年期の終わり」 (手元にあるのは 「地球幼年期の終わり」 ですが) の第3部のラストを思い出しました。
進化の次の段階に入った子供たちを、親の世代はもう理解することができない。。。

自在にこんなこともできちゃうルーシーだから。

もっとてっとり早くマフィアを片づけられるでしょうにとか、ツッコミどころは満載でしたが、デル・リオ警部がいい感じだったからいいかな。

あんまり役に立っていなかったけどね。

(どこで見たんだったかなあ、と思っていたんですが、「砂漠でサーモン・フィッシング」(2011年) のイエメンの大富豪ででした)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 957

Trending Articles