モンスター台風一過でいきなりの猛暑、やっぱり異常気象ってやつのせいなんでしょうか。
個人的にどうすればいい、という対処法がないので本当に厄介です。
被害に遭われた地域の方々には、心よりお見舞い申し上げます。
さてさて、ロシア映画祭り第三弾。
不朽の名作、アンドレイ・タルコフスキー監督の
「惑星ソラリス」(1972年)
予告編は ここ。
ジョージ・クルーニー主演でハリウッド・リメイクされ、原作(「ソラリスの陽のもとに」スタニスワフ・レム著)にはそちらのほうが近いらしいですが、タルコフスキー版には不思議な味があります。
かつて不思議な事故のあった謎の惑星ソラリス上空のステーションで、異常事態が発生。
調査のためにステーションに到着した科学者のクリス(ドナタス・バニオニス)を迎えたのは、狂気寸前の科学者3人と、荒れ果てた室内の、いるはずのない人影。
そしてクリスを迎えたのは。
死んだはずの妻ハリー(ナターリヤ・ボンダルチュク)。
惑星ソラリスの海には意思があって。
人間の夢に入り込み、意識の中の存在を実体化する力があるんでした。
何度死んでも生き返り、戻ってくる妻。
(カチンカチンに凍ってた)
最初のうちは警戒していたクリスも、明らかに人間ではない現在のハリーを愛するようになり。
彼の最終的な選択は・・・。
いろいろ解釈可能な結末で、私が読み取ったものが必ずしも正しいとは思えないんですが。
でもやるせない感じでよかったです。
形而上的な何かを刺激してくる作風は、同時代の
「2001年 宇宙の旅」(1968年)
を思わせるものがあります。
冒頭、ソラリスの危険性について忠告しにクリスの実家にやってきた先輩科学者が、帰宅途中に車の中から電話をしてくるんですが、周囲の風景がえらくなじみ深いもので。
えーと・・・赤坂トンネル?え?飯倉?(狸穴のロシア大使館(当時ソ連)最寄りの首都高出口)
というわけで、近未来の風景を大阪万博会場で撮りたかったタルコフスキー監督が、許可を得たときには万博が終わってしまっていたので首都高で撮影・・・。
個人的にどうすればいい、という対処法がないので本当に厄介です。
被害に遭われた地域の方々には、心よりお見舞い申し上げます。
さてさて、ロシア映画祭り第三弾。
不朽の名作、アンドレイ・タルコフスキー監督の
「惑星ソラリス」(1972年)
予告編は ここ。
ジョージ・クルーニー主演でハリウッド・リメイクされ、原作(「ソラリスの陽のもとに」スタニスワフ・レム著)にはそちらのほうが近いらしいですが、タルコフスキー版には不思議な味があります。
かつて不思議な事故のあった謎の惑星ソラリス上空のステーションで、異常事態が発生。
調査のためにステーションに到着した科学者のクリス(ドナタス・バニオニス)を迎えたのは、狂気寸前の科学者3人と、荒れ果てた室内の、いるはずのない人影。
そしてクリスを迎えたのは。
死んだはずの妻ハリー(ナターリヤ・ボンダルチュク)。
惑星ソラリスの海には意思があって。
人間の夢に入り込み、意識の中の存在を実体化する力があるんでした。
何度死んでも生き返り、戻ってくる妻。
(カチンカチンに凍ってた)
最初のうちは警戒していたクリスも、明らかに人間ではない現在のハリーを愛するようになり。
彼の最終的な選択は・・・。
いろいろ解釈可能な結末で、私が読み取ったものが必ずしも正しいとは思えないんですが。
でもやるせない感じでよかったです。
形而上的な何かを刺激してくる作風は、同時代の
「2001年 宇宙の旅」(1968年)
を思わせるものがあります。
冒頭、ソラリスの危険性について忠告しにクリスの実家にやってきた先輩科学者が、帰宅途中に車の中から電話をしてくるんですが、周囲の風景がえらくなじみ深いもので。
えーと・・・赤坂トンネル?え?飯倉?(狸穴のロシア大使館(当時ソ連)最寄りの首都高出口)
というわけで、近未来の風景を大阪万博会場で撮りたかったタルコフスキー監督が、許可を得たときには万博が終わってしまっていたので首都高で撮影・・・。