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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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ラストが

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Google のストリートビューでKGB本部を検索したら、
 現在閉店か休業中の可能性があります。
という説明が表示されました。
ごめんなさい。
FSB(ロシア連邦保安庁) で検索するべきでした。
(KGBは閉店しました・・・)

そんなわけでただいまロシア映画祭り継続中。

DVDを観た後、ヘンリー・フォンダ版のラストが思い出せなくなってしまいました。
ロシア版のラスト、ちょっと通俗的なんですけど物語としては面白いし強烈です。

「12人の怒れる男」(2007年)

予告編は ここ。

オフィシャルサイト、フランス語版がまだ残っていました。
ここ。

養父を刺殺した罪に問われたチェチェン人の少年に、検察側が最高刑の終身刑を求めている裁判。

12人の陪審員たちは別室に通され、評決を下すための投票が始まる。

3日間の審理で、少年の有罪は確実と思われ、陪審員たちもさっさと片付けてとっとと帰りたい。
しかし一人だけ、陪審員1番(セルゲイ・マコヴェツキー)は有罪に反対。

ほかの陪審員たち(ニキータ・ミハルコフ、セルゲイ・ガルマッシュ、ヴァレンティン・ガフト、アレクセイ・ペトレンコ、ユーリ・ストヤノフ、セルゲイ・ガザロフ、ミハイル・イェフレモフ、アレクセイ・ゴルブノフ、セルゲイ・アルツィバシェフ、ヴィクトル・ヴェルズビツキー、ロマン・マディアノフ)には不快な事態。
しかし1番は、彼らの非難をあびつつも、有罪への疑問を訴える。
議論が白熱する中、陪審員それぞれが抱える事情が明らかになり。


徐々に彼らは結論を変えてゆく。

すぐに終わるはずが日も暮れて。

そして彼らは最終投票を行う・・・。

と、プロットはほぼ1957年アメリカ版と同じなんですが、密室での議論だけでなく、被告の少年が育った過酷な環境も映し出されています。

なにしろチェチェンが故郷ですから。

現代ロシアの人種差別の問題などもあぶりだされる中で、ラスト。
なぜ、最後の一人が無罪に反対し続けたのか。

ラストいいですよー。
アメリカ版を好きな方にも、ぜひご覧になっていただきたいです。
これも現代ロシアの現実なんでしょうか。

(コワイかも)
(KGB か FSB が関係してくる感じが)

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