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「世界の果ての通学路」

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映画サイトの紹介には、

 危険な道のりを毎日何時間もかけて学校に通う子どもたちの通学風景

との記載が。
なるほど。
と思った程度で見に行ってびっくり。
 想像を絶する
とか
 驚愕の
とか、
 筆舌に尽くせぬ
とかいった、超絶の形容詞が枕詞として必要でした。
もはや通学路の概念をはるかに超えている。

「世界の果ての通学路」

オフィシャルサイトは ここ。


ケニアのジャクソン、11歳。
明日の通学のための準備に余念がない。
まず、水の用意と洗濯。

サンダルの修理。

片道15㎞を2時間で走破する、妹を連れての危険な道中。

通学路を阻むものがゾウやキリンというのがすごい。

(サバンナを突っ切る道なき道)

アルゼンチン、パタゴニアのカルロス、11歳。

お父さんの牧畜業を手伝いながら、18㎞の道を馬で学校へ。

ていうか、こちらも道ではない・・・。

モロッコ、アトラス山脈の村に住む12歳のザヒラ。

月曜日の朝、22㎞の道を4時間かけて寄宿学校に向かい、金曜日の夕方に帰ってくる。
険しい山道。

(手提げにはメンドリが)
友だちと落ち合って。

峠を越える・・・。

インドのベンガル湾に面した漁村、サミュエル13歳。

生まれつき足が不自由な彼は、粗末な車いすに乗って。

弟たちの手助けで、4㎞の道のりを学校へ。

それぞれ一筋縄ではいかない状況の中で、彼らは一生懸命に毎日登校しています。

ジャクソン、妹をちゃんと守りつつ、間に合って学校に着くのかどうか心配だった。

出がけにお父さんが ゾウに気をつけろ といい、学校に着いたら先生が ゾウの危険もあるのによく来たね といい、つまりゾウって恐るべき脅威なんである、ということを改めて認識。

ザヒラは途中でヒッチハイク。

(メンドリの使い道がおもしろい)

カルロスは終始優しいお兄ちゃんで。

サミュエルは、近道をしようとした弟たちと川にはまる・・・。

この3人のデコボコぶり、掛け合い漫才みたいで面白い。
なかなかきつい状況だと思うんですが、えらく明るくて楽しそうなんですね。

4人とも、この年齢にしてしっかりした顔つきをしています。
それぞれ、自分が何者であるかわかっている顔をしている。
特にサミュエルは大人物の予感が。

そして来日したジャクソン&サロメ兄妹の、大人顔負けのインタビューもご覧ください。



この子たちに頭が上がりません。。。

(どうやって学校を休むか ということばかり考えていたコドモでした。ごめんなさい)

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