たぶん、今年最後の映画鑑賞。長いですが、やはり大画面で見たほうがいい大作。
監督のリドリー・スコットも御年86歳、まだまだお元気そうではありますが、同年代の親を持つ身としては、今見ておかなければ。という気持ちにさせられます。
で、劇場に行ってきました。
アニメや邦画の人気作品がどんどん公開されているためか、観客年齢層は高いし、そもそもお客さんが少ない。。。ああ。。。
(もう公開3週目)
「ナポレオン」
オフィシャルサイトは ここ。
1789年、フランス革命のさなかのマリー・アントワネットの処刑場面から物語が始まります。
若き砲兵隊将校ナポレオン・ボナパルト(ホアキン・フェニックス)は、南仏トゥーロン攻囲戦での作戦を成功させ、一挙に少将に昇進。
1795年のヴァンデミエールの反乱の際、国民公会軍司令官ポール・バラス(タハール・ラヒム)の副官となったナポレオンは見事に反乱軍を鎮圧し、中将に。
さらにバラスの愛人ジョセフィーヌ・ボアルネ(ヴァネッサ・カービー)に一目ぼれし
結婚・・・にこぎつけたものの
ジョセフィーヌの浮気に悩まされ、エジプト遠征を放り捨てて帰国したりする。
総裁政府の危機的な時期でもあったので、帰国後はそれを口実にブリュメール18日のクーデターにより第一統領となり、事実上の独裁者に。
こうなると皇帝へはあと一歩。
自身の手で戴冠してしまう。
熱愛するジョセフィーヌとの間に世継ぎが生まれないという悩みはあるものの 1805年、アウステルリッツの闘いで大勝した、このころが絶頂期。
こののちロシアのアレクサンドル一世は敵に回り、スペインでの戦闘も思うようにははかどらず、オーストリアの戦線もやっと勝利するという有様で、オーストリアとの和約ののち、1810年に皇女マリー・ルイーズと婚約。
後継者を産めないとの理由で離婚されたジョセフィーヌは、マルメゾン城で余生を送ることになる。
そしてナポレオンは、皇妃との間に男児を設けたのち、1812年、運命のロシア遠征へ。
そこで60万の兵を率いる彼を迎え撃ったのは、冬将軍・・・。(ではなく、隻眼の老将軍クトゥーゾフ)
モスクワ焦土作戦で先手を打ったロシア。
そこは想像を超える極寒の地で、退却を余儀なくされたフランス軍はわずか5000人の兵しか生還できず、敗戦の責めを追及されたナポレオンの運命は暗転。
1814年、ついにエルバ島に追放される。
が、ほどなく脱出。
ゆく先々で、ナポレオン討伐のために派遣された兵士たちを配下に組み入れながら
1815年6月、ウエリントン公アーサー・ウェルズリー将軍(ルパート・エヴェレット)率いるイギリス・プロイセン連合軍とワーテルローで激突する。
絶望的な敗戦ののち
ナポレオンの身柄は、アフリカ西岸、絶海の孤島セント・ヘレナへ。
1821年、51歳で没した彼の最期の言葉は・・・。
うーん、公開前のインタビューで、リドリー・スコットは「教科書的ではないナポレオンを描いた」と言っていたんですが、30年余りを158分間に圧縮しているのでどうしても説明的に。
全体の印象が薄まってしまった感じがしました。
大河ドラマの総集編的な映画になってしまったのが残念です。
戦争の場面は、やはりスケールが大きくて見ごたえがありました。
ワーテルローでの騎兵を迎え撃つ方陣とか、20年近く前に「シャープ」シリーズで見たなあ、なんて懐かしがっていました。
こんなやつ。
それから、
ナポレオンの帽子の構造がはっきり分かった。
という余禄も。
最初の妻を熱愛していて甘ったれだったけれども、子どもができないのでやがて貴種の若い女性を妻に迎え、そちらにべったりながらも古女房にはやっぱり頼っている、というあたり、なんか見覚えがある。。。
(・・・秀吉)
(若き日のナポレオンも最晩年も、同じ顔したホアキンが演じているので、このブログ用の画像を探しているときに、どの時代のかわからなくて苦労しました)
(これはいつの?)
(個人的に好きな、初期のアルコレの闘いがなかったのが残念)
監督のリドリー・スコットも御年86歳、まだまだお元気そうではありますが、同年代の親を持つ身としては、今見ておかなければ。という気持ちにさせられます。
で、劇場に行ってきました。
アニメや邦画の人気作品がどんどん公開されているためか、観客年齢層は高いし、そもそもお客さんが少ない。。。ああ。。。
(もう公開3週目)
「ナポレオン」
オフィシャルサイトは ここ。
1789年、フランス革命のさなかのマリー・アントワネットの処刑場面から物語が始まります。
若き砲兵隊将校ナポレオン・ボナパルト(ホアキン・フェニックス)は、南仏トゥーロン攻囲戦での作戦を成功させ、一挙に少将に昇進。
さらにバラスの愛人ジョセフィーヌ・ボアルネ(ヴァネッサ・カービー)に一目ぼれし
こうなると皇帝へはあと一歩。
後継者を産めないとの理由で離婚されたジョセフィーヌは、マルメゾン城で余生を送ることになる。
モスクワ焦土作戦で先手を打ったロシア。
そこは想像を超える極寒の地で、退却を余儀なくされたフランス軍はわずか5000人の兵しか生還できず、敗戦の責めを追及されたナポレオンの運命は暗転。
1814年、ついにエルバ島に追放される。
が、ほどなく脱出。
1821年、51歳で没した彼の最期の言葉は・・・。
うーん、公開前のインタビューで、リドリー・スコットは「教科書的ではないナポレオンを描いた」と言っていたんですが、30年余りを158分間に圧縮しているのでどうしても説明的に。
全体の印象が薄まってしまった感じがしました。
大河ドラマの総集編的な映画になってしまったのが残念です。
戦争の場面は、やはりスケールが大きくて見ごたえがありました。
ワーテルローでの騎兵を迎え撃つ方陣とか、20年近く前に「シャープ」シリーズで見たなあ、なんて懐かしがっていました。
こんなやつ。
ナポレオンの帽子の構造がはっきり分かった。
という余禄も。
最初の妻を熱愛していて甘ったれだったけれども、子どもができないのでやがて貴種の若い女性を妻に迎え、そちらにべったりながらも古女房にはやっぱり頼っている、というあたり、なんか見覚えがある。。。
(若き日のナポレオンも最晩年も、同じ顔したホアキンが演じているので、このブログ用の画像を探しているときに、どの時代のかわからなくて苦労しました)
(これはいつの?)