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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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イギリス製作オランダ刑事ドラマ

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_e0034633_10134308.jpgイギリスにしろハリウッドにしろ、外国を舞台とした作品を、何の躊躇もなく自国の俳優に英語で演じさせています。もうすっかりそれが当たり前になっていますが、ジョン・ウェインがジンギスカンを演じたのを見た時には、さすがにびっくりしました。
日本でも中国が舞台の映画では、たびたびやっていますけど。
(最近では「キングダム」とか)


スウェーデンのミステリー・シリーズ「刑事ヴァランダー」をケネス・ブラナーがドラマ化したのは、私のイメージとはちょっと違い、あまり身を入れて見られませんでした。
今度見たこちらのシリーズは、原作を読んだことはないし1970年代のオリジナルシリーズは見たことがなく、オランダのこともよく知らないので、わりとすんなり見られました。


「警視ファン・デル・ファルク アムステルダムの事件簿」
 シーズン1 2020年
 シーズン2 2022年


AXNミステリーの放送でした。
番組サイトは ここ。
2シーズン一挙放送を一気見いたしました。




アムステルダム警察の警視ピート・ファン・デル・ファルク。
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運河に係留した船に一人暮らし、いつも仏頂面で口数も少なく近寄りがたいが、たいへん有能な刑事らしい。
(ま、無能な刑事が主人公なのは、スウェーデンのベックストレーム警部シリーズくらいかな)
頼りになるスタッフもいる。
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ファルクの右腕で冷静に彼を支えるLGBTのルシエンヌ(メイミー・マッコイ)と、酒飲みでジャズ好きのサックス奏者、実は鑑識全般をやってのける監察医のヘンドリック(ダレル・デシルヴァ)
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食いしん坊でお調子者だが見かけによらず手堅く捜査するフリース(ルーク・アレン=ゲイル)、新人で統計が大好きな天才的分析能力のクルーバス(エリオット・バーンズ=ウォレル)
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上司の警視正ジュリア・ダールマン(エマ・フィールディング)。
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たびたび会議を開くカフェ(バル?)には、世慣れたオーナー(マイク・リバノン)と捜査のキーになるフレーズをつぶやく元司祭のホームレス、フランク(ピーター・ファン・ヘーリンゲン)がいる。
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彼らの知恵とチームワークで、政治家スキャンダルがらみの連続殺人や、宗教的背景を持つ事件、ファッション業界の人間関係など、アムステルダムの風景をふんだんに盛り込みつつ、現代オランダの事情を描き出す。
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主人公のファルクですが、自転車通勤をしていたりして、警視という階級のわりには実に若々しいです。
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マーク・ウォーレンってもう55歳なんですが、見えない。
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「華麗なるペテン師たち」で若手キャラとして出演していたわけですが、あの時すでに30代後半だったんですね。
私のイメージでは「バンド・オブ・ブラザーズ」(2001年)第3話メインキャラのブライス二等兵。
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ハタチそこそこかと思っていましたが、この時すでに30歳過ぎていた。びっくりです。


シーズン1よりシーズン2のほうが盛り上がるストーリーで、特に第1話と第3話がおもしろかったです。
1話あたり90分なので、ストーリーをしっかり描きこめているからかな。
キャラクターたちの事情もだんだんと分かってきて、まだ続きそうな感じがします。


評価が気になって、IMDbのレビューを読んでみましたが、もう高低真っ二つという感じでした。
その中で面白かったのは、
 マーク・ウォーレンは、「CSI:マイアミ」のデヴィッド・カルーソ気取りでかっこつけている。
というようなコメントで、あ。確かにそうかも。と、ちょっと笑ってしまいました。
(夫は 田舎のスティング と評していたが)

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