美術オタクと美術音痴

前回の更新から2週間がたってしまいました。その間にオリンピックは終わり、大雨が続いて洪水や土砂災害が起こり、コロナは予想以上の勢いでまん延しつつあります。
個人的には行動範囲が極小なので、まだ身近には感染した人は出ていませんが、ひたひたと押し寄せてくるような気配が感じられて不気味です。
千葉真一さんも亡くなってびっくりです。（ご冥福をお祈りいたします）


ワクチン接種後の発熱で消耗したせいか、その後低血圧（上が78とか）が続いてゾンビみたいな生活をしていました。
お天気が回復してからは血圧も人並みに上がって、人間に戻れた感じです。
ゾンビ後に一気見をしたのが


「アート・オブ・クライム　美術犯罪捜査班」


BS11でシーズン2まで放送したものを、友人MさんがBlu-rayに録画して貸してくれました。
長いこと借りててゴメンねーMさん～。


現在AXNミステリーで2話ずつ放送中。
オフィシャルサイトは　ここ。
フランス２のオフィシャルサイトは　ここ（フランス語）。


アントワーヌ・ヴェルレ警部（ニコラス・ゴブ）は刑事部に所属していたが、上司をバカ呼ばわりして文化財密売取締本部（OCBC）に転属になってしまう。

問題は、アントワーヌはまったく美術に興味がないし、どういうわけか知識が身につかないということ。
引き抜いてくれた友人で上司のアレックス・パルド警視（ベンジャミン・エグナー）は、殺人現場で出会った美術史家フロランス・シャサーニュ（エレオノール・ベルナイム）をアントワーヌと組ませて事件を解決させようとするが。。。
フロランスは高所恐怖症で、なぜかアントワーヌといると発作が起きないことから彼につきまとう形に。
そのくせ、芸術第一でエキセントリックな性格なので、アントワーヌが美術音痴なことが許せず、理解しようともしない。
アントワーヌももともと頑固だし、どうやら何かのトラウマで美術とかかわりあいたくないらしく、この二人ちゃんとコンビとして仕事をやっていけるんでしょうか。
鑑定詐欺にかかわった、美術界では権威であるらしいフロランスの父親（フィリップ・デュクロ）も捜査に首を突っ込みたくて仕方がないし。
その彼らの先々で、美術品にまつわる殺人事件が次々と起こる…。




シーズン1、シーズン2ともに約50分が6話、前後編で2話ずつが1エピソードになっています。
テーマもダ・ヴィンチの未発見の絵、ヴァトーの絵画をまねた仮装パーティーの中での殺人、ジェリコーの「メデューズ号の筏」の前での毒殺事件、さらにモネ、クールベ、ヒエロニムス・ボスの祭壇画と、テーマごとに美術館巡りができるし絵画のトリビアも面白いです。
フロランスがホラー映画やサメ映画に出てくる厄介な女性キャラ風に、どんどん危ないところに踏み込んでいってやっぱり捕まっちゃったりするのにイラっとしますが
主役二人がだんだん歩み寄ってきていい感じになってきたので、やっと落ち着いて見られるようになったのがシーズン2の最終話。
フロランスは想像の中で画家と会話をすることにより、真相に迫るという特技があります。
（幻覚、幻聴ともいいますが）


AXNミステリーでの放送は、今日がシーズン2の第1話と第2話、来週～再来週の平日に連続放送で、私が見ていないシーズン3は25日（水）から始まります。
録画予約を忘れないようにしなければ。