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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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無謀な試み

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図書館に原作があったのを見つけてしまったんですね。
それで、読んでみたところ、映画を何回も見ているのにえらく面白かったんでした。
映画でよくつながらなかったところが全部見事にすっきり腑に落ちたというか。
あっという間に上下巻読んでしまいました。

そうなると。

映画を観て確認したくなるのが人情というもの。

そんなわけで(長くて疲れるのわかってたけど)

「ゴッドファーザー」(1972年)

予告編は ここ。

冒頭の結婚式のシーンで、何人かの男たちがドン・ヴィトー・コルレオーネに頼みごとに来るくだり。

ここがはっきりとわかっていなかったんですが、シチリアの習慣として、娘の結婚式の日には友人からの頼み事は断らない、という決まりごとがあるんだそうです。
そして葬儀屋のボナセッラ、パン屋のナゾリーネ、殺し屋のルカ・ブラージはそれぞれちゃんと、あとの場面に出番が出てきます。
気づかなかったよ特にパン屋。

末っ子の一人娘コニー(タリア・シャイア)の結婚式をピークにして、コルレオーネ・ファミリーは平和な時代から波乱の中に舞台を移すわけですが。

太平洋戦争から復員したてで、犯罪から距離を置いていた三男マイケル(アル・パチーノ)が。

いかにして悪に手を染め。

ドン・コルレオーネ と呼ばれる存在になっていくか。

馬の首(血も含めて本物だそうです)も怖かったけど、トイレの水槽も高速の料金所も回転ドアもコワいなあ、などと思ったものでした。

そして、原作にはあったけど第一作目にはなかった部分、ヴィトー・コルレオーネの子供時代と若き日と、原作にはなかった第一作目以後のマイケル・コルレオーネのマフィアの親分っぷりが描かれているのが

「ゴッドファーザー PartⅡ」(1974年)

予告編は ここ。

シチリアのコルレオーネ村(ホントにある)に住んでいた9歳のヴィトー少年がアメリカにわたってくることになったいきさつというのが実に苛酷で。

ニューヨークで成長し、家族も持ってカタギに暮らそうとしていた青年ヴィトー(ロバート・デ・ニーロ)が。

殺人を犯し。

ドン・コルレオーネと呼ばれる、街の顔役になっていく物語。

これは一作目のマイケルの成長(?)とダブっています。

そのマイケルはすっかり堂に入ったゴッドファーザーとなっていて。

ファミリーを守るために、敵をどんどん殺していき、それが家族の悲劇につながっていく・・・。
(殺せばいいってもんでは)

一作目は177分、二作目は200分。
わかって見始めたけど相当な体力を必要とします。
劇場で見ることができた日が嘘のようだ。。。
三作目は、続けて見るのはちょっと無理だ・・・。

ところでこの二作で気に入っているキャラクターは、ファミリーのコンシリエーレ(相談役)を務める知性派の弁護士トム・ヘイゲン(ロバート・デュヴァル)。
すでに禿げあがっていたので、かつらをつけて演じたらしいです。

さて、皆さんの最近のご様子。



自分のことを棚に上げてトシのことは言いたかないんですが、40年ってやっぱ長いわ・・・。

(PARTⅢ は162分 ← また今度ね)
(こうしているうちにも、ドラマの録画がたまっている)

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