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ライカ犬

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昨日とか今日のニュースで、ソ連時代の女性宇宙飛行士ワレンチナ・テレシコワさんによる女性初飛行50周年記念勲章授与 という報道をしていました。
有名なあのセリフ
 「ヤー・チャイカ」(わたしはカモメ)
の方ですね。

 あれ?帰ってきたんだっけ?死んじゃったんじゃないの?

といっていたのはうちの夫。
帰ってきました。帰ってこなかったのはライカ犬です。

「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」(1985年)

予告編は ここ。

見たのはずっと前なので、内容はずいぶん忘れてしまいましたが、主人公の少年が

 人工衛星に乗せられて地球最初の宇宙旅行生物になったライカ犬の運命を思えば、どんなことだって大したことない。

・・・・なんてもんに比べるんだこのコドモは!
と、思ったことはよく覚えています。
お父さんは仕事で南洋に行ったまま帰らず、お母さんは病気で、家族生き別れ。
お兄ちゃんは横暴だし学校ではいじめられるし、でもライカ犬を思えば。
愛犬のシャッカもいるし。


でも・・・。
という、泣き笑いのスウェーデン映画の佳作。
「ギルバート・グレイブ」 や 「HACHI 約束の犬」 のラッセ・ハルストレム監督。

ところで。
その、宇宙に行ったまま帰れなかったライカ犬ですが。

正しくは雑種の猟犬、メスのライカちゃん なんだそうです。
ロシア語版Wikiによれば、
 1954年生まれ、1957年11月3日没。職種:宇宙飛行士。
と、モスクワ在の弟が教えてくれました。

「ロシア連邦空軍科学研究実験センター(航空宇宙医学・軍事人間工学)」 に出かけて行ったところ、建物の前にライカちゃんの銅像があったそうです。

なんか・・・ひなびている。
銅像全景。

耳がなんとなく折れているところが、本物のライカちゃんの写真と同じで泣ける。

銘板のロシア語を、弟が翻訳してくれました。

引用。
 「偉大なるライカ」
「単なるロシアの雑種犬
偉大な名誉を引き受ける
哀れな犬の暮らしから
雄々しく宇宙へ舞い上がる」
「偉大なライカは知りえない
なにしろ犬には分からない
彼女の命の功績が
彼女の名誉の永遠が」
「彼女は地球を跳び越えた
身を潔く差し出して
科学のために燃え尽きた
永遠に星へとなり変わり」

犬には・・・わからないよなあ。犬だし。。。(泣笑)

SPACE.COM というサイトに、宇宙に旅立った動物たちについての記載があります。ここ。
チンパンジーは帰ってきたので有名ですが、ハエに始まってネズミとか、ヒヒとかアカゲザルとかウサギにネコにカメにクモ、という顔ぶれが宇宙に行っていたんでした。

弟、写真と翻訳どうもありがとうね。

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