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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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「悪党に粛清を」

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新宿武蔵野館は、梅雨時に便利な新宿駅東口地下直結の立地。
来日時にあれだけのマッツ騒ぎが起こったわけだし、平日真昼間といえども、マッツ・ミケルセン目当ての女性客が多いに違いない。

・・・と想像しつつ行ってみたんですが。
8割が男性。
しかも、たぶん70歳以上の男性。
これは・・・西部劇世代だ。
アメリカではいまだに大量生産されているにもかかわらず、日本公開は稀な西部劇に集まってきたジョン・ウェイン世代だ・・・。

西部劇としてはかなり異色、スウェーデン人監督がデンマーク俳優を主役に据え、南アフリカで撮影したという

「悪党に粛清を」

オフィシャルサイトは ここ。


1870年代、デンマークで戦争に敗れ、アメリカに新天地を求めてやってきて7年目のジョン(マッツ・ミケルセン)と兄のピーター(ミカエル・パーシュブラント)。

ようやく生活が落ち着き、ジョンの妻子をデンマークから迎えようとしていた。

久々の再会は。

悲劇に。

駅馬車の相客、刑務所帰りのならず者たちに妻子を殺されたジョンは。

二人を射殺。
しかしその一人は、街を牛耳る悪党デラルー大佐(ジェフリー・ディーン・モーガン)の弟だった。

保安官も町長もデラルーに逆らうことはできず。

孤立無援のジョンは。

過酷な試練を受けることになる・・・。

というわけで、わりと古典的な西部劇の筋立てなんですが、本家アメリカの西部劇と違うところは、
 静かだ。
というところ。
ヒーローのセリフが少なく、感情表現が抑制されているし。

ヒロインはただでさえも目ですべてを語るエヴァ・グリーン。

声を失っている という設定なので、女性の悲鳴が存在しない西部劇なんである。
デラルー大佐の一の子分がエリック・カントナで、名前はなくて コルシカ人。

お兄ちゃんもいい感じだったし。

最近では珍しい93分という短さの映画ながら、凝縮されて濃密な内容でした。
見ごたえありました。
これ、DVDとかBlu-rayが出たら、きっと買う。

(あ、そうだ 「ハンニバル3」 見なくちゃ)
(「ナイトメア2」 早くやらないかなー)

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