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アラン・ドロンが出ていたのを昔いろいろ見ていたんですが、最近のネオ・フレンチ・ノワールはタイトルが笑っちゃうほどバリバリなので、ついふらふらと引き寄せられます。
「あるいは裏切りという名の犬」(2004年)
「裏切りの闇で眠れ」(2006年)
「やがて復讐という名の雨」(2007年)
「いずれ絶望という名の闇」(2009年)
誰が日本語タイトルつけてるのか知りませんが効果抜群、私にとってはフェロモン同様ふらふら~。
全部オリヴィエ・マルシャルが監督だったり脚本だったりします。
(「裏切りの闇~」 は面白くなかったが)
そしてやっぱりO・マルシャル監督、タイトルバリバリフレンチ・ノワール
「そして友よ、静かに死ね」(2011年)
オフィシャルサイトは ここ。
孫の洗礼式のパーティーを自宅で営む初老の男、モモン(ジェラール・ランヴァン)。
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そこに飛び込んでくる、不吉な知らせ。
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幼いころからの親友セルジュ(チェッキー・カリョ)が逮捕されたという。
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モモンとセルジュは、70年代にフランス全土で名を馳せた強盗団の仲間だった。
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家族を巻き込まないために、傍観するつもりだったモモン。
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しかし大物にかかわり命も狙われているセルジュを見捨てきれず、かつての仲間とともに。
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セルジュ奪還の計画に手を貸す・・・。
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しかしそれは。
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新たな悲劇の幕開けだった・・・。
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タイトルにネタバレを含んでいるので、ある程度物語が進むとオチの見当がついてしまうんですが、期待にたがわぬアツいノワール。
フレンチ・ノワールのいちばんの特徴は、
ほとんど女っ気なし、主人公は笑わず、テーマは男の友情と裏切り。
というやつなんですが、その意味でもバリバリ。
びっくりしたのは、エンド・タイトル前に
モモンは今でも家族とともにリヨンに住んでいる。
というクレジットがでたことで、えっこれ実話なのか?
フランスに実在した伝説のギャング、エドモン・ヴィダルの自叙伝を基に ということで実話なんですね。びっくり。
ヴァンサン・カッセル主演の
「ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男」
といい、フランスの70年代ってなんだか無法地帯・・・。
(WOWOWが6月に フランス月間!2013【フレンチ・ノワール編】 ということでこの作品も含め3作品を放送)
(録画してとっとくんだー。「漆黒の闇で、パリに踊れ」 もタイトルで見る気満々)
(「友よ静かに死ね」(1976年) はアラン・ドロンがカーリーヘアだった。ヘンでした)
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