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「君が生きた証」

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 気楽に楽しく映画を観る。

・・・という姿勢はあながち間違っているとは思えないんですが、洋画派にとって昨日までは逆風でした。
公開中の作品は、ほぼみんなテーマが重い。
おまけに長い。

 月に一回お気楽に映画を見る会。
を昨日開催した私と友人の二人は、さんざん悩んだ結果、
 重いけど短い。(105分)
という、失礼かもしれない理由でこの作品を鑑賞。
(あと、ウィリアム・H・メイシー初監督作品&アントン・イェルチンくんが歌っているという理由も)

見て正解でした。

「君が生きた証」

オフィシャルサイトは ここ。


広告代理店のエリート社員サム(ビリー・クラダップ)は一人息子のジョシュ(マイルズ・ハイザー)を大学の銃乱射事件で亡くしたショックで酒びたりの日々を送り、2年後には湖に停泊するヨットで隠遁生活。
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アルバイトのペンキ塗りも、酒がたたって今にもクビになりそう。
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ある日、別れた妻のエミリー(フェリシティ・ハフマン)が息子の遺品を渡しに来る。
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それは、ジョシュが作った自作の歌のデモCDと歌詞を書きとめたノート、そして愛用のギター。
歌を聴き、ギターをつま弾くうちにサムに変化が。
行きつけの場末ライブバーで飛び入り参加。
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サムの歌に聞き入っていた若者クエンティン(アントン・イェルチン)は。
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ヨットに押しかけ、セッションを強行。
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クエンティンの熱意に負け、バーで共演するようになったサム。
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仲間も集まり、バンド“ラダーレス”を結成。
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新作を発表するごとにファンは増え。
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しかしサムはそれが息子の作品だと打ち明けられないまま。。。

やがて破たんするだろうな、とか思いながらも、笑えるシーンもたくさんあるし歌も(カントリー風は普段ニガテだけど)なかなかいいし、バンドを見守る楽器店主役のローレンス・フィッシュバーンも味があるし。
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さりげなくシブくなんとなく登場するウィリアム・H・メイシーもいい。
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アイドル歌手のセレーナ・ゴメスも難しい役どころをしっかり演じていました。
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テーマがテーマで、しかもサムの事情には予想外の展開があって、作品的には危ういものを扱っている気もしますが、それをきわどいところで上手く生かしています。
重い映画で笑った、という経験はめったになく、メイシーにしてやられました。(いい意味で)
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アメリカの観客の評価はよかったそうですが、批評家ウケはしなかったらしい。
プロにとっては、手放しで褒めるといろいろ支障をきたしそうな作品ではあります。

(でも劇場で泣きそうになった作品は久しぶり ← いつも絶対に泣かずに我慢)

(単館上映なのが残念だ)

(アントン・イェルチンくん、歌もギターもうまかったです)
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(フロドに似てるね)

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