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原作ファンは要注意

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大型連休ももう終わり、皆様いかがお過ごしでしょうか。我が家はいつもと同じ毎日。


その間に。
「シカゴ・シリーズ」の新シーズンの放送が始まりました。先に見た夫が、「ファイア」「P.D.」とも第1話は大変なことになって続いた。
といっていたので、第2話が放送されてからまとめて見るかどうか、考えているところです。
「メッド」のシーズン3の再放送も始まり、消えた録画分を挽回できるのでありがたい。


「NCIS」もシーズン19が始まりました。
ギブス(マーク・ハーモン)ってもういいトシなのに、腹にスチールの骨組みかなんかが刺さっていた大けがのまま、あんなに平然と動けるわけ・・・まあ、そこがドラマだしギブスだしということで。


「CSI:VEGAS」は、恐れていたほどの違和感もないまますんなり続いていますし、「FBI3」「FBI:Most Wanted2」もつつがなくいつも通りに継続中。
(クリントン・スカイがつくづく惜しまれる)


あと見ているのは「スーパーナチュラル ファイナルシーズン」と「ザ・ルーキー」、録画放置中が「フリア~孤高の潜入捜査官」と、放送中のドラマだけで結構忙しい毎日です。


そんな中、WOWOWオンデマンドで、北欧の配信サービスViaplayのラインナップから、サスペンスドラマを配信するようになりました。
おお。
アンデシュ・ルースルンドとベリエ・ヘルストレム原作「エーヴェルト・グレーンス警部シリーズ」の2作目「ボックス21」がドラマ化されている。
これは見なければ。



「BOX21」(全6話)(2020年)


WOWOWの配信は こちら。


ルーマニアのカフェで働くリディア(Ioana Ilinca Neacsu 発音できないのでこのまま表記)は、今の暮らしに不満を持ち、客としてやってきたルチアン(クリスチャン・ボータ)が持ち掛けた、スウェーデンのレストランで働くという話に乗ってしまう。
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しかし彼女を待っていたのは、売春婦としての過酷な生活。
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彼女の心の支えは、仲間のアリーナ(アンダ・サルベイ)が駅のロッカーに隠してくれたわずかな持ち物だけ。


さて一方、ストックホルム警察の刑事エーヴェルト・グレーンス(レナード・テルフェルト)は、妊娠が分かったばかりの妻のアンニ(サニア・アンドレイス)と幸せな新婚生活を送っていたが
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刑事でもあるアンニは、追跡中の容疑者の車にはねられ、脳に重い障害を負ってしまう。
グレーンスを支えてくれるのは、親友で同僚のノルドヴァル(サイモン・ベルジェ)とその妻レナ(エッダ・マグナソン)だった。
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そのころ、リディアはルチアンから暴行を受け、重傷を負って搬送。
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通報したアリーナは騒ぎの中で逃走し、リディアに頼まれたあるものを入院先の病室に届ける。
そしてリディアは、人質を取って遺体安置所に立てこもり
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駆け付けたグレーンスと部下のスヴェン・スンドクヴィスト(クリストファー・カミヤス)、マリアナ・ヘルマンソン(ミモザ・ウィラモ)、そしてノルドヴァルたちに突き付けたリディアの要求は
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人質とノルドヴァルの交換だった。
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目的もわからぬまま悲劇的結末に終わった人質事件。
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その理由を求め、グレーンスは手配中のアリーナを伴い、ルーマニアへ赴く。。。
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・・・というメインのストーリーに、アンニを車で轢いた殺し屋ヨッフム・ラング(ヨアキム・サールキスト)と、その標的のドラッグの売人サム(Bahador Foladi)のサイドストーリーが絡みますが
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原作では救いようがないくらい凶悪そのものだったヨッフムが、ちょっといい奴っぽかったりするのがなんか違う。


さらに、グレーンス警部を見舞った悲劇が現在のことになっているので、グレーンスの人格が出来上がっていないんですね。
普通の人です。
20年以上の悲しみと怒りが彼の極端な偏屈さを作り上げたわけなので、原作ファンにはグレーンスがぼやけて見えると思います。
リディアのキャラ設定も少し無理がある気がしますし、どうして原作通りのドラマ化をしなかったんでしょう。


 衝撃のラスト!
も、原作を知らないうちの夫など、あっさりスルーしてしまっていました。


2話目くらいまでは面白かったんですけどねえ。
ちょっぴり残念なエーヴェルト・グレーンス警部でした。
シリーズ3作目「死刑囚」を原作とする「CELL8」が用意されているそうなんですが、グレーンスは頑固で偏屈になるでしょうか。
普通の人なグレーンスは、なんだか寂しいです。。。

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