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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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いまや社会派

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今年のアカデミー賞でナオミ・ワッツが
「インポッシブル」
で主演女優賞にノミネートされていたのはちょっとうれしかったです。
ずいぶん前から見ていて、きれいな女優さんなのに、どうも作品に恵まれていないような気がしていました。

「21グラム」(2003年)
でアカデミー賞にノミネートされていましたが、そのほかではいつも叫んでいる役が多い感じが・・・ 
「ザ・リング」(2002年)
「キング・コング」(2005年)
のせいですね。

前から気になっていたけどまだ見ていなかった

「フェア・ゲーム」(2010年)

オフィシャルサイトは ここ。


9.11同時多発テロ後、アルカイダへの報復の方途を探り、その矛先をイラクへと向けて、核兵器開発の証拠を見つけようとするアメリカ。
CIAは各方面で実態を探ろうとしており、女性諜報員ヴァレリー・プレイム(ナオミ・ワッツ)はエジプトやイラクなどに潜入、現地で情報源を獲得。


ヴァレリーの夫で元ニジェール大使で現在はコンサルタントをしているジョー・ウィルソン(ショーン・ペン)も、その人脈を生かし、アフリカでのウラン買い付けの真偽を確認するために現地へ。

調査の結果、核兵器開発の可能性はないと判断したヴァレリーとCIAスタッフだが。

ブッシュ政権はその結果を無視、否定されたはずの疑惑を大量破壊兵器製造の証拠として掲げ、イラク攻撃に踏み切る。
どうやら元来まっすぐすぎる性格、空気を読まずに真実を口にしてしまう正義漢なジョーは。

新聞に事実を発表して政権を批判。

すると政権側(副大統領首席補佐官ルイス・リビー(デヴィッド・アンドリュース))は、ヴァレリーをCIAエージェントであるとメディアにリーク。

ご近所に嫌がらせを受ける・・・ので済めばいいのですが、面が割れると現地エージェントにも危険が及び。

夫婦仲にも亀裂が。

あからさまな権力による圧力に、このまま屈してしまうのか。
ヴァレリーとジョーの、孤高の闘い・・・。


なんだかイヤになっちゃうくらいに露骨な情報操作と権力による偽証のスキャンダルですが、「プレイム事件」 として有名なこの事件、ありがたいことに正義が勝ちました。

実際のヴァレリー・プレイムとナオミ・ワッツ。

似てますね。

きゃーきゃー叫んでたカワイ子ちゃんが立派な社会派女優になってくれてうれしい。
「インポッシブル」 見に行かなくちゃ。(日本公開は6月です)

(ショーン・ペン、さすが演説というかスピーチさせると説得力があります)
(次の 「L.A.ギャングストーリー」 のいかにもなギャング役も気になる)

開戦からちょうど10年を迎えてイラクの民間人の犠牲は11万人とも13万人とも言われ、家を失った人は500万人、多国籍軍兵士の犠牲は4800人、米軍負傷兵3万1000人、アメリカの財政負担は約78兆円・・・と、列挙するといろいろ気のめいる数字がいっぱいあがっていますが、ブッシュは今どうしているんだろう。

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