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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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揚げひばり

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e0034633_11182440.png光文社古典新訳文庫から出ている
アーサー・C・クラーク著 「幼年期の終わり」
を書店で探したのですが見つかりませんでした。
4軒回ったのですがなかった。
そこで図書館で予約して借りてみました。

・・・よかった。買わなくて。
差し替えられた冒頭 というのは、本当に冒頭の数ページだけで、
 月に行き損ねた
というのが
 火星に行き損ねた
となっていただけでした。
著者の前書きがあって、そこは読んでおくと面白いですが、内容は他に変更がなかったのでした。
ストーリーには影響なし。
このまま1969年訳1988年版を持ち続けることにします。

AXNで放送されていた

「CHILDHOOD’S END 幼年期の終わり」

が、終わりました。

番組サイトは ここ。


日本では全6話、アメリカでは原作同様3章構成でのドラマでした。
古典SFにありがちな、現実がSFを追い越してしまった現代の状況に合わせて、いろいろ変更された部分はありますが、根幹となるテーマは同じ。
劇場の大スクリーンで集中してみたいような、クオリティの高い出来だったと思います。

子どもたちに出迎えられて、人類に姿を見せた 「オーバーロード」 のカレルレン(チャールズ・ダンス)。
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それが子どもたちであったということが、物語の行く手を示唆している・・・。
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人類の進化の道はここに極まって、子どもたちは行ってしまう。
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残された大人たちは・・・。

物語には3組の男女が登場しますが。
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それぞれ悲しいけど、不幸ではなかったのが救いです。
最後に残ってしまったマイロ(オシ・イカイル)でしたが。
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ラスト、下手をすると悲惨なだけになってしまうのが心配でしたが、たいへんに感動的な場面となっていました。
流れた音楽は、ヴォーン・ウィリアムズ作曲 ロマンス 「揚げひばり」 (デイヴィッド・グリード(ヴァイオリン)、デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ (指揮)、イングリッシュ・ノーザン・フィルハーモニア)
悲劇的な結末が、それだけではない、ある種の明るさを帯びたものに。

見ごたえのあるいいドラマでした。
そして今回の主演男優賞は、ぜひチャールズ・ダンスに差し上げたい。
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文句なしでしょう。カレルレン。

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