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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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「ヘイル、シーザー!」

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e0034633_8514338.jpgコーエン兄弟の作品としては、
「ミラーズ・クロッシング」(1990年)
「ファーゴ」(1996年)
「ノーカントリー」(2007年)
が好きです。
脚本のみですが、年初に見た
「ブリッジ・オブ・スパイ」(2015年)
もよかった。

と並べてみて、比較的シリアスなのが好きなんだな、と思いました。
「ファーゴ」 は笑えますけど、
「バーン・アフター・リーディング」(2008年)
みたいな、笑いを前面に押し出している作品にはちょっとついていけない。

予告編を見て、キャストは魅力的だけどちょっぴり不安も禁じえませんでしたが

「ヘイル、シーザー!」

オフィシャルサイトは ここ。


1950年代、映画黄金期のハリウッド。
製作スタジオのトラブルシューター、エディ・マニックス(ジョシュ・ブローリン)は、映画製作過程で起こる、あらゆる汚れ仕事の対応に追われる毎日。
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美人スター(スカーレット・ヨハンソン)のスキャンダル騒動や。
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大根役者(オールデン・エアエンライク)と監督(レイフ・ファインズ)とのもめ事。
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ゴシップ記者(ティルダ・スウィントン)への対応とか。
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頭の痛い騒動の中、超大作出演の看板俳優(ジョージ・クルーニー)が。
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誘拐されてしまう。
犯人の正体は。そしてその目的とは。

・・・といったスリラー・サスペンスではなく、ハリウッド全盛期へのオマージュ的要素の強いコメディでした。
ジョージ・クルーニー演じるチャールトン・ヘストン風俳優ベアード・ウィットロックは、カリスマスターなのにヘタレでアホ。
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チャニング・テイタムは、「踊る大紐育」 のジーン・ケリーかフランク・シナトラか。
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このミュージカル場面は見ごたえがありました。
さすがだチャニング。(実はキーパーソン)

共産主義者たちの登場は、ダルトン・トランボをほうふつとさせますし。
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いちばん働いた感のある、エアエンライク演じる早撃ち西部劇スターのボビー・ドイルは、アラン・ラッドがモデルか。
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あと、クリストファー・ランバートが遊び人の映画監督として登場したり。
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お約束のフランシス・マクドーマンドが相変わらず笑わせてくれたり。
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・・・という、どちらかというとトリビア的に楽しい映画。
そんな中、ジョシュ・ブローリンが演じた主人公は、味のある魅力的なキャラクターでした。
(ジョジクルをビンタしていたよ)
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そして、IMDbで読んだのですが、いちばんのトリビアネタは。
シルエット以外のシーンはカットされたという、ドルフ・ラングレンの出演。
(だからまったく、全然、気がつかない)

(映画前の予告編上映時に、「ベン・ハー」 リメイク版の情報が出たことに、ちょっと反応してしまいました)
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