Quantcast
Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
Viewing all articles
Browse latest Browse all 957

「天使の分け前」

$
0
0
お酒の香りや味は好きなんですが、ほんのちょっと飲んだだけで顔が赤くなってしまうので、ほとんど飲みません。
お薬もいろいろ飲んでいるので、たぶんアルコールは飲んじゃだめだと思います。
(怖くて試せない)

でも冬場はホットレモンに少しだけウイスキーを入れるのが好きです。
この冬もニッカのオールモルト700mlを購入。
しかし。

半分以上蒸発させてしまいました・・・。
(夫は日本酒派)

樽の中で蒸発する、年2%ほどのウイスキーを Angels' Share というんだそうです。

「天使の分け前」

オフィシャルサイトは ここ。


長引く不況で失業中の若者たちには厳しい環境が続く、スコットランドのグラスゴー。
親の代からの確執がもとで抗争の渦中にあり、暴力沙汰で起訴された青年ロビー(ポール・ブラニガン)。

300時間の社会奉仕を言い渡され、作業現場の指導者ハリー(ジョン・ヘンショウ)と出会う。

ハリーは、根っからのウイスキー愛好家。

恋人のレオニー(シヴォーン・ライリー)と生れてきた子供のため、今度こそ立ち直り、まともな人生を送ろうと決意するロビー。

しかし過去が過去だけに、思うようにならない。

そんな中、ハリーの薫陶でウイスキーの世界の奥深さを知り、テイスティングの才能に目覚める。

その才能は、人生の活路へとつながるのか。
一樽100万ポンド(1億4000万円)という、冗談みたいにべらぼうな値段が付くという幻のウィスキーがオークションに出品されると知ったロビーは、3人の仲間たちとともに、一発逆転の賭けに挑むために旅に出る!

人生の出発点で大きく間違ってしまい、まともな道に戻るにはこういうことでもしないと挽回のチャンスってめぐってこないよなあ、という、ばれたらマズイぞ。な手段ですが。

「オーシャンズ」シリーズみたいなのを考えれば、かわいいもんです。彼らの大勝負。
ロビーの過去の重さとか若者たちの先の見えない閉塞感とか、その辺はとてもリアルなんですけれど、それを盛り込んだメルヘンとして楽しめる作品。
めでたく終わってよかったな、と。

終盤、酒瓶が割れたときには、隣に座っていたおばちゃんが絶叫していました。

(私も叫びそうになった)
(だって一本何百万だか)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 957

Trending Articles