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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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「セッション」

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アカデミー賞をはじめ、数々の映画賞でJ.K.シモンズが助演男優賞を受賞、その熱演が評判になっていた作品です。
TOHOシネマズ系列では拡大公開といえますが、うちの地元には来ない・・・。
まあ、地元シネコンのいささかバランスの悪い音響では、耳がどうかなってしまうであろう。

日比谷のみゆき座は、ちょっと古いですが音は悪くないし椅子もいいです。
音楽映画を見るには悪くない劇場だ。

「セッション」

オフィシャルサイトは ここ。


ニューヨークの名門音楽大学シェイファー音楽院でジャズドラマーを目指し、練習に明け暮れる新入生アンドリュー・ニーマン(マイルズ・テラー)。

彼は名物教授フレッチャー(J.K.シモンズ)の目に留まり、学内トップのスタジオ・バンドにスカウトされて。

主奏者の座を争うことになる。

しかしフレッチャーは、名うての鬼教師で。

罵倒と、限界を超えたシゴキの日々。

シロウトの私などにはまったくわからない、ごくごくわずかなテンポのずれすらも許さぬフレッチャーの狂気の指導に、ニーマンは次第に追い詰められていく。。。


J.K.シモンズ、ほんとに鬼でした。すごいなー。

(泣かしてた)
いいやつかも。とか思う場面があるんですが、それもつかの間。

で、主人公が必ずしもいいやつかというと、そうでもない。

ガールフレンドのニコール(メリッサ・ブノワ)には、何様? とか言われちゃう。
(ホント、何様? なやつ)
救いは、お父さん(ポール・ライザー)が理解者なこと。

負け犬とか凡人とか言われているけど、お父さんはいい人。

そして、鬼気迫る演技のJ.K.シモンズもですが、マイルズ・テラーもよく頑張ってた。

ドラム、よかったです。

ラストの数分間は、息を止めて見てました。
どうやって終わるのか見当もつかなかったですが、カタルシス。
視覚効果やスタントに依存しない、俳優の演技にすべてがかかった映画を見た、という達成感が。
シゴキっぷりの描写に批判もあり、その部分はたしかに気持ちよくないですが、充実した約110分でした。

(劇場から出て、しばらく息切れ・・・)

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