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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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「ジュピター」

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ヴィゴ・モーテンセンを劇場で見たわけですから、これはやっぱりショーン・ビーンも劇場鑑賞しないわけにはいかないな、と。
「ロード・オブ・ザ・リング」 から14年もたっているというのに、まだ私の中ではアラゴルンとボロミアとして、この二人はワンセットになっているんでした。
彼らも年を取ったが私も老けた・・・。

という話じゃなくて、ショーン・ビーンは思ったよりも出ていた。
死ななかったし。
やっと見に行きました。

「ジュピター」

オフィシャルサイトは ここ。


まだ生まれる前に父親をモスクワで殺害され、今はロシアからの不法移民としてシカゴで働きづめに働くジュピター(ミラ・クニス)。

ある日、いかにも宇宙人なバケモノたちに襲われたジュピターは。

唐突な謎の若者ケイン(チャニング・テイタム)に救われ。

これまた唐突な、気難しい中年男でケインの元上司スティンガー(ショーン・ビーン)は、ジュピターを 陛下 とか呼ぶんである。


実はジュピターは、地球さえも支配下に置く宇宙最大の王族の、本家の女王様の生まれ変わり。
なんてこった、シカゴでは他人の家の掃除をしている身だというのに、いきなり女王様扱いである。

前世の自分の娘息子たちが繰り広げるお家騒動に巻き込まれ。

(上は娘(タペンス・ミドルトン)
邪悪な長男役のエディ・レッドメイン、絶対に楽しんで演じていたに違いない。


そして、ジュピターのことを 母上。なんて呼んでいた末息子(ダグラス・ブース)が、結婚を迫るあたりがよくわからないです。

でもジュピターの心は、身分違いの傭兵ケインのもの・・・。

チャニング・テイタムは素朴な顔をしているので、悲恋に苦しむ騎士という役はなんか板についていない。

 俺は人というよりは犬に近い。(遺伝子操作で狼とのハイブリッド)
というセリフに思わず笑いました。気立てのよさそうな大型犬の感じがする。
話を広げ過ぎ、ディテールに凝りすぎて肝心なところは説明不足、突っ込みどころ満載のスペースオペラでしたが、映像は驚異的にきれいでした。


木星の大赤斑がすごく気持ちが悪かった・・・。

ウォシャウスキー作品 なんて思わずに見ると、そこそこ面白いです。
「マイティ・ソー」 とか 「ジョン・カーター」 だと思って見ればいいんじゃないでしょうか。

で、ショーン・ビーンは。


かっこよかったんですけど、妙に詰めの甘いヘタレなところもあって、そこらへんショーンらしいかな、と。

(ショーンの背中に翼が生えているところを見たかったな)

(チャニング・テイタムとショーン・・じゃなかった、ケインとスティンガーがなぐり合って友情を確かめる場面にも笑った)
(「戦国BASARA」 の信玄と幸村みたい)

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