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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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「6才のボクが、大人になるまで。」

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新聞で取り上げられたりして、今、話題になっています。
アカデミー賞の気の早い予想なんかでも、上位にランクインしていたりする。

・・・そのわりには、上映劇場が少ない。
11月14日に公開されて現在3週目に入りましたが、オフィシャルサイトの劇場情報に記載されているのは11館だけです。
アカデミー受賞作品になれば、全国拡大上映になるのかもしれませんが。

作品も長い(165分)ですが、製作期間も長かった。
12年かけて家族の12年間を描いた

「6才のボクが、大人になるまで。」

オフィシャルサイトは ここ。


テキサス州の田舎町に住むメイソン(エラー・コルトレーン)、6歳。

姉のサマンサ(ローレライ・リンクレイター)と、母親のオリヴィア(パトリシア・アークエット)との3人暮らし。

父親のメイソン・Sr(イーサン・ホーク)は、オリヴィアと離婚してからはアラスカを放浪中。
でもたまに会いに来ると、子どもたちにはとてもいいパパ。

(いいとこ取りかい)
大学に戻って資格を取り、ステップアップを目指すことにしたオリヴィアは、子どもたちを連れてヒューストンへ。

そこで知り合った大学教授のビル(マルコ・ペレラ)と再婚したものの。

酔って暴れ、メイソンのアタマをくりくり坊主にしちゃったりするDV男。

ママは男を見る目がないし、パパはふらふらしている風来坊。


でもそんな中で、メイソンは少しずつ成長してゆく・・・。




ストーリーは特にないです。
ロードムービーのような、ドキュメンタリーのような手法。
老けメイクをしたり、子役がいきなり大人の俳優に変わったりするわけではないので、とても自然に成長していきます。

ただそれだけのことが、とてもドラマチックです。
見終わった後で、
 あの子も一時はどうなるかと思ったけど、立派になってよかったねえ。
とか、
 結局最初のだんなさんがいちばんマトモだったじゃない。
とか、ご近所のおばちゃん風にウワサしたりしそうになります。

見ていてとても作り話とは思えない、まるでその場に居合わせてしまったかのようなリアルさがありました。
パトリシア・アークエットとイーサン・ホークの成長というか成熟というか、そこにも感動。

じんわりといい映画なので、じっくり全国拡大上映していってほしいです。

(パトリシア・アークエットのボリューム感がすごかったなー)

(イーサンもいい役者になったよねえ・・・ ← 近所のおばちゃん風)
( ↑ でもB級に出ているヘタレなイーサンのほうが好き)

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