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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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「グランド・ブダペスト・ホテル」

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 映画を観る前にお昼ご飯を食べよう。
と、たまたま目についたお店にひとりふらふらと入って、最初に目に入ったメニューを注文。
エッグ・ベネディクト。
頼んでから しまった と思ったんですが、当然ながらポーチドエッグ&厚切りベーコン(各×2)・・・。
(コレステロールが)
心臓病の神様に懺悔のお祈りをし、晩のおかずは青魚にします、と誓った上で完食。
おいしかったです。

満腹して満足な状態で、初日を見てきました。

「グランド・ブダペスト・ホテル」

オフィシャルサイトは ここ。


東欧の旧ズブロフカ共和国(架空)の国民的作家(架空 たぶん今は故人)の銅像の前で著書を読む少女。
20年以上も前、作家(トム・ウィルキンソン)は著作の誕生秘話を語り始める。

1968年、若き日の作家(ジュード・ロウ)は、かつて栄華を誇ったものの、さびれてしまっている名門ホテルに滞在。

知り合ったオーナーのゼロ・ムスタファ(F・マーレイ・エイブラハム)が、グランド・ブダペスト・ホテルを手に入れるに至ったいきさつを、作家に語り始める・・・。

・・・と、語る人物だけですでに3人。入れ子細工のようにお話が始まります。

華やかなりしころのグランド・ブダペスト・ホテル。

そこは 伝説のコンシェルジュ と呼ばれるグスタフ・H(レイフ・ファインズ)が取り仕切る世界。

究極のおもてなしを目指し、寂しい年配マダム達の夜のお相手も欠かさない。
そんな常連客の一人、伯爵夫人のマダムD(ティルダ・スウィントン)が謎の死を遂げ。

名画の相続人に指定されていたグスタフは、遺産争いに巻き込まれて殺人事件の容疑者に。

内弟子ともいえるロビーボーイのゼロ(トニー・レヴォロリ)と二人、ドタバタの逃亡劇が始まる・・・。

公開されたばかりなのでこれ以上の説明は避けますが、とにかく顔ぶれが豪華です。
ここにはレイフ・ファインズ、マチュー・アマルリック、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォーがそろっている。

エドワード・ノートン。

ビル・マーレイ。

ハーヴェイ・カイテル。

ジェフ・ゴールドブラム。

シアーシャ・ローナン。

ほかに、オーウェン・ウィルソン、レア・セドゥ、ジェイソン・シュワルツマン、ボブ・バラバン・・・。

と、キャストが豪華なだけじゃなく、掛け値なしに面白かったです。
レイフ・ファインズがコメディ役者だったとは。

ウェス・アンダーソン監督の作品は、画面に正中線があって、構図は水平・垂直が基本。
人物は原則的に直線に動き、直角に曲がります。
(ちょっとチャップリンっぽい)

そしてその後どうなるにしても、作品中ではキャラクターたちは不幸な感じはしない。
もの悲しさは漂いつつも(残酷に死んだりする場面もある)、それでもやっぱりファンタジーっぽく楽しめる作品でした。

これはお勧めの一本です。拡大公開だし始まったばかりだし、お暇があったらぜひ。

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