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Channel: 好きな俳優、今日の一枚 
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ずいぶんマイルド

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冬場になると、推理小説を読みたくなります。
アメリカよりもイギリスや北欧、ドイツのミステリーがいいですね。
推理の過程をじっくり味わえる。

で、今の時期はとくに、イギリスのミステリー

「フロスト警部」

のシリーズを読みたい。クリスマスだし。
ちょうど先日、「クリスマスのフロスト」 を読み始め、やめられなくなって最新刊 「冬のフロスト」 まで一気読み。

そして今日、AXNミステリーでドラマ版を一挙放送しています。
全部は見なくていいや、と思ったので、録画はせずに ながら見 しているところです。

AXNミステリーの番組サイトは ここ。


イギリスの田舎町デントンの警部ジャック・フロスト(デーヴィッド・ジェイソン)。

トレードマークはよれよれの海老茶のマフラーとしわくちゃのトレンチコート、磨いていない靴。
常に身ぎれいな潔癖症、四角四面な所長のマレット警視(ブルース・アレキサンダー(いまのところ。キャストは変わるらしいです))の神経を逆なでする厄介者。

証拠捏造も恐れぬ横紙破りな捜査方法で、果敢に難事件に挑む。

・・・んですが、横紙破り度が、第三話の現在までは本と比べてかなりマイルド。
第一話の少女行方不明事件の収束もマイルドだった・・・のは、ドラマではあまりむごいことはできないからだろうなあ・・・。
所長のマレットの俗物さ加減もマイルドだし。
原作ではお下劣な下ネタジョーク炸裂、お尻を見ると 「浣腸!」 とかってやってしまうセクハラおやじ、・・・いやそれもテレビでやったらまずいんだろうなあ・・・。

馬鹿っぽさも緩和されていて、若造にバカにされていたりはしません。

検死官と嫌がらせをしあったりもしていません。

というと、どういうミステリーなんだ、という感もありますが、読み始めるとやめられなくなる面白さです。
テレビドラマも十分面白いですが、同時多発的にあらゆる事件が起こりまくる(ほんの数日で田舎町に死体がいっぱい)スピード感、何作も続くとさすがにパターン化してきますが、それでもついつい読んでしまいます。

作者が亡くなったので、邦訳されていない作品があと一作だけというのが残念・・・。

(ドラマも一挙放送じゃなくて、再放送してほしいです。DVDのレンタルもしてくださいーツタヤさんー)

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